第二の人生を歩むため

 

夫婦の関係は年々その絆の強さを弱めています。

 

その流れは、若い人間よりも、むしろ高齢者のほうが顕著に時代を反映しているかもしれません。

 

長年夫婦として連れ添ってきた男女でも、はじめは恋愛感情があるでしょう、また恋愛感情が消えたとしても、夫婦としての絆、家族としての愛情は持ち続けていきます。

 

しかし、夫婦における絆は、子供を成長させ、独り立ちさせるための物でもあります。

 

 

子供が社会人になったのをきっかけに

 

 

子供が社会人になったのを切っ掛けに、夫婦の間に一気に溝が深まり、そのまま離婚するケースが増えています。

 

前述の通り、夫婦の基本的な役割は子供を独り立ちさせるのが目標。

 

そのため、お互いに愛情の薄い夫婦ほど、子育てという目標を達成した途端、そのまま夫婦を「解散」して、別々の道を歩むことを望むのです。

 

古い人間ほど離婚という制度に慣れないものと思われがちですが、社会が離婚という制度に順応し始めた時に真っ先に離婚しはじめるのは熟年夫婦です。

 

 

DVなどが原因

 

熟年夫婦の間にはDV問題が存在することが多いですが、それに耐えていた夫婦が離婚するのは今やお決まりのパターンとなりつつあります。

 

 

昔ながらの夫婦関係は、現代では様々なDVが潜んでいることが多いです。

 

言葉によるモラルハラスメントや、暴力的な対応によって妻に接するなど、現代的な夫婦関係ではとても考えられないような夫婦も多いです。

 

しかし、離婚制度の普及により、DVを受けることに我慢をせず、離婚をするという選択肢を得ることになります。

 

こうなると、亭主関白な旦那さんに虐げられてきた奥さんは、老後もその旦那さんと生活を共にするより、離婚をして自由になったほうが、その後の人生も幸せということでしょう。

 

 

離婚による平均慰謝料の増加

 

 

熟年離婚の増加によって起きるのが、不貞行為による離婚で生まれる慰謝料の平均金額の増加です。

 

現在、日本中で起きている浮気問題の慰謝料の平均額が年々上昇傾向にありますが、その原因の一端と考えられるのが、熟年者の離婚が増加しているからです。

 

慰謝料の金額は、若者よりも熟年者の方が高くなりがちです。

 

その理由は、慰謝料の金額を決定する大きな要因として、収入と資産、そして婚姻年数が大きく関係しているからです。となれば、やはり若者よりも熟年者のほうが慰謝料を払う金額が大きくなってきます。

 

こうなると、トラブルも簡単には解決しません。

 

 

慰謝料を請求する側は必死になり、請求される側は金額が高いほど必死に逃げようとします。そのせいか、離婚問題における調査を依頼される人は、やはり熟年層が中心となっています。