探偵事務所の仕事内容は、あくまで依頼者の代わり調査を行い、その結果を報告すること。
しかし、どんな調査でも探偵はやるわけではありません。
もしこれから調査を依頼しようとする人の中で「自分の依頼は調査してもらえるだろうか?」と不安な人は、この記事を読んでみるといいでしょう。
■差別にかかわる調査
探偵事務所ではあらゆる差別的な調査を行っていません。
差別関連の調査は探偵にとってはかなり根深いものでもあります。
昭和の頃、探偵業界では部落差別に関する調査を行った探偵社が問題となり、それ以来、探偵業界の違法調査の中でも一番の御法度調査となりました。
ただ、当時では部落差別のみが世間の注目を集めていたものの、その後差別にかかわる様々な調査が探偵業界で規制されていったのです。
〇性差別に関する調査
〇国籍差別に関する調査
〇地域差別に関する調査
ほかにも、差別的な内容を含むような調査は探偵事務所は引き受けてはいません。
かりに、そのような調査を引き受ける探偵事務所があるとすれば、その探偵事務所はまっとうな経営を続けてはいませんので十分に注意しなくてはなりません。
■ストーカー犯が依頼すること
ストーカーに関する調査も2000年初頭から増えてきましたが、それと同時に、ストーカー犯が探偵事務所に被害者の調査を依頼するような事例が増えてきました。
日本のストーカー事件として有名な逗子ストーカー殺人事件では、ストーカー犯が探偵事務所に調査を依頼し、その探偵がストーカー被害者の所在地をつきとめてしまったことが事件の引き金となってしまいまいた。
この事件がおきるまで、探偵業界ではストーカーが自分の事務所に依頼してくるなど予想もしていなかったでしょう。
ですが、このような出来事が起きて以来、探偵業界ではストーカー犯からの依頼を避けるための対策を各探偵事務所で行っています。
■悪質な工作行為
探偵の仕事は法律において決まっています。
「第二条 この法律において「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞き込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいう。」
(探偵業の業務の適正化に関する法律)
このように、調査を行うことが探偵となっているので、調査以外の仕事は探偵業の範疇ではありません。
〇復習などの嫌がらせは絶対に受けない
たまに勘違いされる人がいるのですが、復習代行などの行為は探偵業の範疇に入りません。
それどころか、列記とした違法行為ですので絶対に依頼は受けてくれません。
〇復縁や別れさせ工作
復縁、もしくは別れさせなどの工作もまっとうな探偵事務所では絶対に受けてはくれません。
とうのも、このての工作は探偵業務の一環でもありませんし、成功率が極端に低いため、依頼者をだますことにもつながるからです。
■探偵業務は法律を守り他人の利益を損なうことがあってはならない
探偵業は人目につかず、後ろ暗いイメージが強い仕事ですが、その仕事内容はあくまで他社の利益になるものでなくてはならず、誰かの利益を不当に奪うような真似はできません。
「探偵業者及び探偵業者の業務に従事する者(以下「探偵業者等」という)は、探偵業務を行うに当たっては、この法律により他の法令において禁止又は制限されている行為を行うことができることとなるものではないことに留意するとともに、人の生活の平穏を害する等個人の権利利益を侵害することがないようにしなければならない」
(探偵の業務の適正化に関する法律)
こうした法律もあることから、探偵はあくまで普通の人とおなじように法律をまもらなくてはいけませんし、他人の利益や権利を不当に奪うような真似はできないのです。
■自分の依頼が可能か訪ねてみよう
もし自分の依頼を受けてくれるか不安なら、まずは探偵事務所の無料相談を使って訪ねてみるといいでしょう。
探偵事務所では無料で相談を受け付けています。
自分の依頼をうけてくれるのか?
もし受けてくれるのなら、費用はいくらのになるのか?気になるなら気軽に訪ねてみるといいでしょう。