探偵事務所に浮気の調査を実際依頼したとしても、一体どういう手順で仕事をしているのか?
依頼する方は探偵がきちんと調査するのを信じるしかありません。
今回は依頼を受けた探偵がどういう手順で浮気調査をするのかをご紹介します。

面談

 

面談は主に探偵事務所の応接室で行います。
ですが、依頼主が探偵事務所に出向くのが、はばかれるという場合は、別の場所で面談をする場合もあります。
依頼主の相談の内容に細かく応じて、調査の提案をします。
調査内容や料金体系の説明を行います。

 

契約の締結

 

説明が終わって、双方が納得したら契約を取り付けます。
中には面談も契約書もなしに電話一本ですぐに調査もとりかかる探偵事務所もあります。
しかし、まっとうな探偵事務所はのちのちのお互いのトラブルを避けるためにも、きちんと契約を締結します。

 

調査

 

 

調査のために必要な情報

 

依頼主からの情報が詳細で正確であるほど、浮気調査の成功の確率がアップします。
探偵に依頼する前の、自力での調査は別記事の
「パートナーが浮気?調査依頼する前に自分で調べる方法」を参照してください。

とくに調査対象の画像はいろんなタイプのものが欲しいところです。
男性の場合、仕事とプライベートでの見た目の変化は服装が変わる程度です。
ところが、女性の場合、髪の毛を束ねるおろす。
メイクするしない、多彩なファッションでガラッと印象が変わってしまうので、うっかりすると人違いしてしまう危険があるのです。
コロナ禍によって、マスク着用が日常になってきたので、人の判別がますます難しくなってきました。

主な調査対象の情報で必要なものは以下の通りです。

 

調査対象の氏名
顔写真
年齢
住所
勤務先
身体的特徴
メガネの使用
好む服装
現在の髪型
勤務時間
勤務形態
起床時間
就寝時間
立ち寄り先
移動手段
生活パターン
行動パターン
家族構成
交友関係
趣味や趣向
調査経験の有無

 

ほとんどの調査はチームで行う

 

小説や映像の世界では一匹狼の探偵が登場しますが、現実には1人だと調査対象を追いきれません。
ミスを防いで、決められた期間内で証拠を掴むためにもチームでの行動が基本です。
1チーム4、5人体制で動いています。
依頼主から聞いた調査対象の情報を共有して、調査計画を練り、交替しながら手分けしてそれぞれの任務に当たります。

探偵には本当の情報を伝えよう

ここで依頼主が探偵に言いづらくて、嘘をついていると、探偵は調査に非常に手こずることになります。

とある夫の浮気調査をした探偵は、夫の異常なぐらいに警戒心が強くて
尾行調査にてこずりました。

依頼主の妻からは、夫の浮気を自分で調べていない知らされていましたが、後で聞くと妻は夫の浮気を疑い尾行して、それがバレていたのでした。

調査対象が警戒しているか、していないかで、調査の難度はがらりと変わってきます。

場合によっては、調査期間の延長もありますし、証拠が出る確率も下がってしまいます。

負担・リスクは全て依頼主にかえってきます。探偵が尋ねたことは正直に答えましょう。

 

実際の浮気調査

 

これからは実際の浮気調査に入ります。

行動監視
張り込み
尾行

 

を通じて、証拠の写真を撮ります。
張り込みや尾行などの細かい調査方法は、他のコラムを参照してください。

 

掴んだ証拠は法的に有効なのか?

 

もし決定的な証拠を掴んでもそれが、盗撮や盗聴など、不法な手段で得たものならば、
裁判では証拠として認められません。
なので、調査対象が【絶対に不倫・浮気している!】と確信しても、浮気現場に踏み込んだりしてはいけません。
あくまで、浮気現場に入って行く、または出てきたところをしっかりとカメラにおさめないといけないのです。
しかも、写真は間違いなく本人だと特定できるほどの鮮明なものでないといけません。
浮気は昼夜問わず、天候や季節は関係なく行われます。
でも、探偵はどんな時でも鮮明な写真を撮らないといけないのです。
そのため、カメラ機材、録画機材は、どんな状況にも正確な写真が撮れるハイスペックのカメラが求められます。
またいざという時、調子が悪くて撮れなかったでは、すみません。
メンテナンスも万全にしないといけないので、機材代メンテナンス代にどうしても経費が高くなってしまうのは致し方がないところです。

また隠しカメラで撮った写真の中に下からあおって撮った場合、スカートを下から覗くようなアングルで撮られていたら、盗撮目的とみなされ証拠にはなりません。
これも犯罪目的と認識されてしまいます。

 

報告書の提出

 

調査が終了したら、報告書と一緒に証拠の写真や動画を提出します。
報告書は調査が始まってからの調査対象の行動を克明に記したものになります。
きちんと調査しているかを依頼主が判断する材料にもなるし、裁判の場合の証拠にもなります。
最近では、状況も分かるしっかりした証拠として動画がますます重要視されるようになりました。

まとめ

今回は面談から報告書まで、浮気調査の流れを解説しました。
今回は契約どおりの調査期間で証拠を掴めた場合を紹介しました。
実際は、期間中に証拠が掴めずに終了する場合もあるし、期間を延長する場合もあります。