いじめ、DV、モラハラ、パワハラ。

探偵事務所に来る依頼主はほとんど、トラブルにあった弱っている人ばかりです。

どうして善良で真面目な人ばかりが、トラブルに遭ってしまうんでしょう。

心理カウンセラーの山崎理恵さんは著書「なめられない技術」で人は大きく3種類に分けられるといいます。

1・人から一目置かれて、ていねいに扱われる人
2・可もなく不可もなく扱われる人
3・なめられ、ぞんざいに扱われる人

いじめやパワハラ、モラハラの被害に遭う人は3番になります。

不倫、浮気にしてもパートナーの気持ちをないがしろにしているので、モラハラのカテゴリーに入るのではないでしょうか?

山崎さんの定義からさらに1種類加えるのなら、3の人をみつけたらすかさず、つけ込んで来る人でしょうか?

山崎さんの父は、優しくて大人しすぎて、会社や家族にいいように使われて、結局、心の病にかかり失意のまま亡くなりました。

山崎さんが提唱するなめられない方法の中からピックアップします。

 

なぜなめられてしまうのか?

山崎さんはなめられてしまう原因を2つ上げています

1・最初に甘い顔を見せる
2・ネットワークづくりをしていなかった

最初に甘い顔を見せる

最初に理不尽なことをしてきても、抗議をすることなく黙っていたら、つけこむ人はあなたを
「こいつは何をやっても、黙っている奴だ」
認識してやりたい放題にあなたを攻撃したり、無理難題を押し付けてきます。
「やられたら倍返し」になると違う意味でトラブルのもとでしょうが、大人しい人は

「文句を言ったら嫌われるんじゃないか?」

「ここでもめてトラブルになったらめんどくさいな」

など、とかく感情を表に出さず、先回りして遠慮しがちです。

相手はあなたのそんな性質をしっかり見抜いているのです。

ネットワークづくりをしていなかった。

まわりの人とコミュニケートをとって、根回しをとっていないと、根回しをとっている人の天下になります。

と言っても、相手とどう接していいか分からず、コミュニケーションが苦手な人が人と繋がるのは難しいものです。

つけこむ側がもしあなたの悪口を言いふらしたら、誰とも親しくなかった場合、つけ込む側の言い分をまわりの人は全面的に信じてしまいます。

実践的になめられない方法

では、逆にどんな人ならなめられずに済むでしょうか?

強い人
仲間がいっぱいいる人
おしゃれな人
頭がいい人
お金がある人
あきらめない人

だと言います。

列挙しましたが、

「最初からそうなれてたら、なめられないよ」

と身も蓋もないかもしれませんが、他の項目は物理的に無理でも、最後のあきらめないだけは心がけ次第でできそうです。

なめられずに生きていくことを決意して、あきらめなけばグッと変わって来そうです。

外見を変える

見た目がヤンキーの人に注意をするのは勇気がいります。

人は見た目が9割と言いますけど、ダサかったり貧相だったりするとそれだけで相手になめられてしまいます。

おしゃれなカフェやレストランにカジュアルなスタイルで入店すると、それだけでも店員に軽く見られてしまいます。

また、痩せ過ぎていたり、太りすぎていても蔑みの対象になります。

筋トレ、ジョギングなどをして身体を鍛えましょう。

背筋が伸びて、ガタイがいいだけで、相手は警戒するようになります。

食事も大切です。

健康的な見た目になると自信もついてきて、精神も変わってきます。

ネットワークづくりをする

見た目に自信がつくと、自信がついて人とコミュニケーションがとりやすくなります。

あなたの味方ができると、つけいる人もなかなかあなたをなめずらくなります。

つけいる人は自分が不利になる状況には絶対踏み入れません。

もし、まわりに仲間がいなかったら、ネットでもつながりをもつことが重要です。

自己肯定感を高める

なめられてしまうのはそもそもその人の心の持ちように問題があるからです。

自己肯定感が低いとなめられるのが当たり前になって、なめられても抵抗しなくなります。

相手が無抵抗だとつけいる人の攻撃がどんどん激しくなっていくのです

自己肯定感が低い人の多くは生い立ちに要因があるようです。

嫌われることを極端に怖れるようになって、相手の顔色をうかがうようになるのです。

その原因は

・HSP
・アダルトチルドレン
・学校で成績が悪かった

HSPさんはいわゆる【繊細さん】で、アダルトチルドレンは子供の頃に親の愛情を受けられなかった人です。

いずれの原因も、その過去の特性を受け入れて、納得すれば克服することはできないにせよ、自己否定に走らなくなります。

精神・態度が変われば自然とつけこむ人につけ入る隙を与えなくなります。