一口に不倫といってもそのパターンは様々。
さつきさんの夫こめさんの不倫相手はスマホのゲームアプリ内のゲーム仲間で、いかにも現代的です。
離婚を決意して不倫の証拠を集めるさつきさんの反撃までを描いたコミックエッセイ
原作SATUKI 漫画乙葉一華の「夫が娘の名前で不倫していました」のスマホゲーム不倫の顛末をお伝えします。

 

 

はじめての朝帰りで不倫を確信

 

こめさんはその夜会社の懇親会に出かけます。前日にはわざわざ美容室で髪を整えています。
その間なんと娘さんが高熱を出して寝込んでいる最中。
そして結婚してから初めての朝帰りをしました。
こめさんが使ったICOCAを見ると、会社とは全く違う役を利用していることがわかりました。
さつきさんは明らかに様子がおかしいと不倫を確信します。
これは絶対に不倫だ。
かねてよりこめさんがゲーム依存で家事育児に全く参加しない。
不倫が事実なら確かな証拠をつかんでがっちり慰謝料と養育費をもらう。
さつきさんはそのつもりでした。
そのためには相手に不倫を知っていることを隠し通して、相手を泳がせるのが必須。
しかし、さつきさん怒りがこみ上げてついついこめさんの不倫を知っているのをほのめかしてしまいます
こめさんは謝るどころか逆ギレします。
さつきさんはこれがきっかけで完全に離婚を決意し、不倫の証拠集めに踏み切ります。

 

不倫相手はスマホの中に

 

さつきさんばこめさんが風呂に入っている間にスマホをチェック。
暗証番号はこめさんが好きなアニメのキャラの誕生日でした。
スマホアプリのゲームの外部チャットで不倫相手と連絡を取っていました。
なんとこめさんは娘さんメイさんの名前でゲームにエントリーしていました。
育児、家事をいっさいせずにゲーム依存状態の上に娘の名前を使って不倫とは呆れます。
こめさんはいつしかリビングのソファでゲームをしながら眠るのが習慣になっています。
さつきさんはリビングにボイスレコーダーを仕込んで、ゲーム中のこめさんとゆうこりんとの会話を録音します。
さつきさんはこめさんがスマホから離れている隙にこめさんのチャットを動画で録画。
後でチャットの内容をゆっくりチェックします。
こめさんの前では普段通りに過ごし、けして不倫を疑っているのは悟られないようにします。
こめさんも証拠集めをされているとは全く気がついている様子がありません。
さつきさんはチャットの様子をくまなくチェック。
こめさんとゆうこりんは最初はゲーム内の話題で距離が縮まり、朝帰りした夜にはじめて対面したようです。
それから2,3日に1度のペースで会うように会う場所は近くの公園か駅の無料Wi-Fiやネットカフェのようです。
こめさんとゆうこりんはまだ肉体関係にまでいたってないようです。
でもこれから肉体関係になり、そのときに動かぬ証拠ができれば、さつきさんが有利に離婚をすすめることができます。
さつきさんはチャットでゆうこりんがこめさんに妻子がいるのを知って交際しているのを確認してから、探偵事務所探しに入ります。
結果、探偵2名を使って、こめさんの休日の行動調査することになりました。

 

衝撃の展開、密会場所は……

 

地域を大型の台風が襲ったとき、さつきさんは仕事で、メイさんは保育所へ。
こめさんは最初から休みでした。
さつきさんは帰宅したとき自宅の様子がおかしいことに気がつきます。
なんとこめさんはさつきさんの留守中にゆうこりんを自宅に引き入れていたのです。
そして、さつきさんとめいさんの使っているベッドで肉体関係を結びました。
寝室にもボイスレコーダーを仕込んでおり、その音声がバッチリと録音できていました。
これで不倫が決定的になり、ゆうこりんの名前と住所の特定に焦点は移ります。

 

不倫の代償は?

 

さつきさんは再びこめさんがゆうこりんを家に引き入れるために週末わざとメイさんと共におでかけすると見せかけます。
ベッドの上には大量の塩を巻いておき、さつきさんが不倫を知っていると警告させる、ベッドインを阻止する。
探偵事務所に連絡しておいて、自宅からでてきたゆうこりんの尾行してもらい彼女の家を特定してもらう手筈でした。
ところが、こめさんとゆうこりんは塩もおかまいなしにことに及んだようで、さつきさんは予定を変更して家に突入して、不倫現場を押さえました。
のちに分かったことですが、ゆうこりんには同棲相手がいて、不倫が発覚し家から追い出されたようです。
そして2人がはまっていたゲーム仲間からも追放されて、ゲームはできなくなりました。
こめさんの不倫期間はわずか1月ほどだったので、慰謝料の相場としてはあまり高い額をもらえません。
しかし、こめさんとゆうこりんが慰謝料に無関心で、素直に要求額に従ったために通常の数倍の慰謝料をもらえたようです。
しかし、シンママになったさつきさんはこれから大変なことがたくさん待ち構えています。
こめさんが証拠隠しに全く無頓着だったことが幸いしました。
しかも、不倫現場が他ならぬ自宅だったことが音声も盗聴にはならず証拠能力があります。