モラハラ対策カウンセラーJoeさんの著書「私を振り回してくれるあの人から自分を守る本」では、

・自分の心と原動を明け透けにしているとずる人につけこまれる。
・人によって距離感を使い分けて、困った相手とは距離をとるべき

と学びました。
今回からいよいよ実践編、具体的な技術を紹介していきます。

 

目からウロコのモラハラ対策 実践編

 

人間関係とは優しさと威圧感のバランス

 

いい人間関係を築ける人は優しさと威圧感の2つをバランスよく使っています。

威圧感と言っても実際に相手を威圧するワケではありません。

威圧には攻撃のための威と、防御のための威圧があり、使うべきなのは後者です。

言葉や行動ではなく、威圧している雰囲気をまとうだけで、ズルい人が近づくのを防ぐことができます。

 

振り回されないためのベース作りのための5ヶ条

 

まず振り回されないような意識を作るには、相手より1段上にいるという意識が大切です。

もしあなたがボウルを持っていて、相手より下にいる意識でいると、相手にあなたのボウルが丸見えになってしまいます。

相手にボウルを見られないようにするには、相手より一段上から見る意識を持つ必要があります。

その意識を作るための5カ条を掲げています。

1.「ニコニコ」ではなく「ニヤニヤ」する
2.動きは大きくゆっくりと
3.地声でゆっくり話す
4.沈黙を平気なキャラになる
5.むやみに自分の情報をもらさない

5ヶ条を並べて見ると、「高倉健」さんや「吉永小百合」さんなどの往年の映画スターが思い浮かびます。

現在の素顔をさらして、親しみやすさをアピールするタレントさんとは真逆で、昔のスターは私生活も謎。寡黙で近寄り難い雰囲気がありました。

相手との距離が近くて、自分の情報をさらしていると、相手に弱みを握られやすくなるのは想像がつきます。

 

振り回されないベース作りができたら断るのは簡単

 

「~自分を守る本」ではここから、ズルい人からの誘いをきっぱり断る具体的な方法が紹介されています。

興味がある方は一読することをおすすめします。

振り回されないベース作りができたら、意外と誘いを断るのも簡単なのが実感できます。

人に振り回されがちな人は、自分の立ち居振る舞いが相手につけいられる原因だったと気がつくでしょう。

そこに気がついたら、後は行動を修正するだけです。

論語の「子曰く君子の交わりは淡き水のごとく」という言葉が身に染みますね。

人間関係は適度な距離感が必要ということでしょうね。