情報戦というとスパイ映画のように「どれだけ有力な相手側の機密情報を入手できるか?」に焦点がいきがちです。
浮気調査でも証拠の入手がポイントです。
でも実際の戦争では情報入手以上に、「戦争プロパガンダ」が戦況を左右するようです。
自分に有利な情報を周りに流すことで、自分を正当化して味方を増やし、戦況を有利にすることができます。
プロパガンダの力は絶大で、現実にどちらの言い分が正しいかは関係ありません。
実はこれは夫婦関係にも同じことが言えるのです。
どれだけ自分達に有利な情報を信じ込ませられるかがカギ
ウクライナに侵攻したロシア軍。
日本に届く情報だけを見ていると、一方的にロシアが悪いように感じられます。
なぜ国際社会はロシアを総攻撃しないのでしょう。
実はアフリカ諸国では親ロシア派が多くて、多くのアフリカ国民はロシア=正義、ウクライナ=悪という情報を流されているといいます。
かつてヨーロッパの植民地だった時代に、旧ロシア時代から独立を支援していていました。
ウクライナを正当化する情報は全部、西側の偽情報だと思い込んでいます。
ロシアはアフリカ諸国を味方につけて、国際社会からの孤立を防いでいるのです。
この戦略は夫婦関係でも言えます。
篠田麻里子は不倫の事実を裏づける音声が流出しても、不倫を否定し、テレビに出演し続けています。
その後、女性週刊誌に夫が篠田を脅迫し数千万円を出させようとした記事が出ます。
音声が流出した直後にも、不倫した篠田よりも夫にも落ち度があるという意見も少なからずネット上にありました。
その記事は「むしろ夫が悪い」という意見を後押しするものになり、篠田バッシングの風潮も沈静化しています。
発言力があり、一部マスコミを味方につけられる篠田に対し、夫は発信力を持っていません。
不倫・浮気を証明する証拠を集められても、周囲を味方につけられないタイプは、周囲を味方につけられる力を持った人に立ち向かうのは大変です。
妻がたとえ不倫したとしても、子供は母親に近いので、母親の言葉を信じる傾向が強いものです。
妻が「DVされた」「モラハラされた」子供や周囲の人や家族に伝えたら、たちまち夫の方は孤立してしまいます。
篠田の夫の場合は、妻が芸能人だけに音声を公開してしまいましたが、普通妻の不貞を自分の恥ととらえ、第三者、たとえ親友、家族にも知らせたくないものです。
誰にも相談できないので余計に孤立を深めてしまいます。