パートナーが不倫したせいでいざ離婚-という状況になっても躊躇するのは、やはり、このままずっと独り身でいるかもしれない心細さではないでしょうか? 突き詰めて考えると、これも老後になって介護状態になっても、誰も助けてくれない不安から来ています。たとえ、パートナーや子供がいようが、不幸な事故でも起きないかぎり、死ぬときはいつも独りです。介護ジャーナリストの小山朝子著『ひとり暮らしでも大丈夫! 自分で自分の介護をする本』では、自分介護のコツが書かれています。この知識があれば老後も怖くないかもしれません。
不安を書き出して、自分で対処すると覚悟する
2020年の国勢調査によると65歳以上で一人暮らしの人は5人に1人。独居老人は決して珍しくないことが分かります。さらに平均寿命は男性81.56歳、女性は87.71歳ですが、それ以前に若くして亡くなる人も数の中に入りますから、実際にもっとも死亡者数が多かった年齢は男性88歳、女性93歳となっており、私達が考える以上に高齢化は進んでいるのです。そこで本書が勧めるのが不安を書き出すこと。「病気になったらどうすればいい?」「介護をしてくれる人がいない」「働けなくなったらどうしよう」など、老後の不安を全部書きだして、そこから不安な要素について調べたり、行動に移したりしていくことで、いますべきことが分かり、解決の糸口を見出していけます。
人に手助けしてもらうことだけが介護ではない
著者小山さんの見解では、「介助」は誰かの力が必要になるかもしれませんが、「介護」
は自分自身でできることもあるといいます。体が不自由になった場合にどんな生活を望むのか、その生活の計画を立てて実行していきます。
介護保険のサービスは訪問型サービスだけでなく「通所介護(デイサービス)」や「通所リハビリテーション」など、こちらから通えるサービスもあります。どちらも送迎サービスがあり、集団行動が苦手な人に向いたスポーツジム感覚で利用できるデイサービスもできています。
怪我などで一時的に介助が必要になった場合は短期間施設に宿泊する「ショートステイ(短期入所生活介護)」、心身の状態が安定せずに夜間ひとりで過ごすのが不安な場合は。短期入所療養介護を利用できます。
一人暮らしの困り事は、市区町村独自で行っているサービスで、65歳の一人暮らしや高齢者のみ世帯の人に向けたサービスが利用できるので、一度調べてみてください。
脳卒中の後遺症で手足が麻痺した場合、補助具を利用することで、自力で食事や掃除など日常の動作を行えます。また、前開きのタイプの服を選ぶと、着替えも自力で行うこともできます。お風呂に入れないときはドライシャンプーで洗髪でき、清布というタオルで体を拭くこともできます。
このように独りで老後を送るときには事前の備えが肝心なようです。
しかし、浮気をする配偶者と老後を過ごしても良いのだろうか。
と思う方も多いかと思います。
大切はことは、証拠を掴んでからどうするかです。
証拠を手にすると、気持ちに余裕ができ選択肢が増えます。
離婚という選択肢以外にも、今は思いつかない気持ちになれると思います。