探偵が使用する車は、黒・白など溶け込みやすい、機動力に優れている、大衆向けで地味というのが特徴です。
しかし、具体的にどのような車種が選ばれやすいのか、逆にどの車種は選ばれにくいのかについて気になる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、探偵が使用する車の特徴、選びやすい車種、選びにくい車、選び方について詳しく解説します。
探偵の車の特徴について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
探偵が使用する車の特徴
探偵が乗る車は、黒・白など溶け込みやすいもの、機動力に優れているもの、大衆向けの地味なものが主流です。
ここでは、探偵が使用する車の特徴について詳しく解説します。
カラーは黒・白など溶け込みやすいもの
探偵が使用する車のカラーは、黒・白など溶け込みやすいものが主流です。
赤や青、黄や緑など派手な色だと他の車から浮き、ターゲットにバレるリスクがあるため、大抵の探偵はモノトーンの車を選ぶ傾向にあります。
黒や白などモノトーンの車は周囲から浮くことがなく、むしろ自然に尾行できるため、探偵が選びやすい色合いといえるでしょう。
スペックは機動力に優れているもの
探偵は聞き込み・張り込み・尾行などを行わなければいけないため、機動力に優れているスペックのものを選ぶ傾向にあります。
ターゲットが細かく動き回っている場合、大型車だと小回りが利かず、相手に逃げられる可能性があるかもしれません。
こうした調査のミスを防ぐため、探偵は小型車~中型車を中心とする機動力に優れた車を選びやすいです。
デザインは大衆向けの地味なもの
探偵はターゲットにバレずに聞き込み・張り込み・尾行を行う必要があるため、大衆向けの地味なデザインのものを選ぶ傾向にあります。
浮気調査では常に周囲を警戒している対象者から証拠を集めなくてはならず、相手に感づかれるのは絶対に避けなくてはなりません。
そういったミスを防ぐためにも、探偵は誰もが乗っているような大衆向けの地味な車を選びやすいです。
探偵が選びやすい車種
探偵がよく使用している車種としては、コンパクトカー、タクシー・レンタカー、ミニバン・ワンボックスなど千差万別です。
ここでは、探偵が選びやすい車種について詳しく解説します。
コンパクトカー
機動力の観点からよく選ばれるのが、コンパクトカーです。
大通りはもちろん、細かな路地まで入っていけるコンパクトカーは探偵が使用するのにベストな車とされており、実際に現場で使用している人もいます。
コンパクトカーはカップルからファミリーまで幅広く利用している車だけに、町に溶け込んで調査できるのが魅力といえるでしょう。
車体がコンパクトで駐車するスペースも確保しやすいため、探偵が選ぶにはマストな車と言えるのではないでしょうか。
タクシー・レンタカー
足がつかないという意味で、タクシー・レンタカーを使用している探偵もいます。
タクシー・レンタカーは毎回車種が変わるため、探偵として怪しまれにくい他、どこにでもある車だけに警戒されにくいのが魅力です。
長期的な調査となった場合、常に同じ車だとターゲットに気づかれる可能性があるため、探偵によってはタクシー・レンタカーを駆使して調査することが珍しくありません。
状況に応じてカモフラージュしやすいのも、タクシー・レンタカーの強みといえるでしょう。
ミニバン・ワンボックス
大量の機材を必要とする調査においては、ミニバン・ワンボックスがよく使用されます。
ミニバン・ワンボックスは複数の調査員、証拠撮影に必要なカメラ・レンズ、資料調査に必要なスマホ・タブレット・パソコンを積むのに便利です。
短期的な調査ではあまり使用されませんが、じっくりと調査が必要となる場面ではミニバン・ワンボックスが選ばれやすいでしょう。
荷物の積載量を気にすることなく積めるのは、ミニバン・ワンボックスならではの魅力ではないでしょうか。
探偵が選びにくい車
探偵があまり使用しない車としては、海外メーカーの高級車、カスタマイズされた車、スポーツタイプの車、セダンタイプの車など多種多様です。
ここでは、探偵が選びやすい車種について詳しく解説します。
海外メーカーの高級車
海外メーカーの高級車は、格式高い場所に出入りする分には便利ですが、地道に調査する探偵業務においてはあまり使い勝手が良くありません。
走り心地に関しては確かに快適なものもありますが、仕事で使用するには不向きなだけに、探偵で高級外車に乗っている人はあまりいないでしょう。
何より、外国の車は日本であまり見かけないものも多く悪目立ちするため、探偵の身でわざわざ高級車を選ぶ人は少ないのではないでしょうか。
カスタマイズされた車
探偵でカスタマイズされた車に乗っている人も、あまりいません。
カスタマイズされた車は機能性が向上していて尾行などに便利ですが、不必要なエアロパーツをはじめ、目立つスポイラーやホイールを装着するのは逆効果です。
相手に「派手な車だな」と認識されると、他の現場でも「以前見た車だ」と警戒されます。
一度警戒されると自由に調査できなくなるかもしれないため、探偵でカスタマイズされた車を選ぶ人は滅多にいないでしょう。
スポーツタイプの車
同様の理由で、スポーツタイプの車も選ばれにくい傾向にあります。
スポーツタイプの車は見た目がスタイリッシュなものばかりで、単に車としての性能だけなら大衆向けの車を凌駕する性能を持っているといえるでしょう。
ただし、スポーツタイプの車は良くも悪くも目立つため、探偵業務には適していません。
むしろ警戒されて余計に調査しにくくなるため、探偵業務で選ぶ人は珍しいです。
セダンタイプの車
セダンタイプの車は、一見すると探偵業務に便利そうな車です。
調査員や機材を積むには十分な積載量があり、車体も大きすぎず小さすぎず、どのようなシーンにも役立つ車に見えます。
ただ、セダンは覆面パトカーとして利用される場面が多く、ターゲットに別の意味で警戒されることが少なくありません。
「誰かに尾行されている」と警戒されるわけではないものの、警察車両と疑われると不必要にターゲットの警戒心を強めてしまうため、避けるのが望ましいでしょう。
探偵の車の選び方
探偵の車は、ありふれた車種、積載量が十分にある車種、走行性能が期待できる車種、燃費に優れている車種など、工夫して選ぶことが重要です。
ここでは、探偵の車の選び方について詳しく解説します。
ありふれた車種を選ぶ
探偵業務で使用する車を選ぶなら、ありふれた車種を選ぶようにしましょう。
街中でよく見かける車ほど警戒されにくいため、よくある普通乗用車を選ぶのが良いです。探偵はバレたら意味がないからこそ、派手なものは避け、地味なものを選びます。
仮にターゲットに目撃されたとしても、どこにでもある車なら記憶からすぐに消えてしまうため、比較的自由に調査できるのではないでしょうか。
積載量が十分にある車種を選ぶ
探偵は複数の調査員、証拠撮影に必要なカメラ・レンズ、資料調査に必要なスマホ・タブレット・パソコンを積まなければいけないため、積載量が十分にある車種をお選びください。
機動力を重視するならコンパクトカーが便利ですが、積載量が限られると調査に持っていける道具が限られます。
道具が限られると証拠集めで不利になるため、浮気調査などより明確な証拠が必要な調査においては積載量に優れたミニバン・ワンボックスを選ぶのが望ましいです。
しかし、状況によっては小回りが利く車の方が便利な場面もあるため、調査する内容によって使い分けるのが良いでしょう。
走行性能が期待できる車種を選ぶ
探偵は聞き込み・張り込み・尾行などで何度も車に乗ったり降りたりを繰り返さなくてはならないため、走行性能が期待できる車種を選びましょう。
小回りの利くコンパクトカーなら、ターゲットを見失いそうな場面でも安心です。
積載量の面で見るとミニバン・ワンボックスも優秀なのですが、尾行の観点ではコンパクトカーに軍配が上がります。
調査によっては広範囲の移動が必要となることがあるため、長時間運転しても疲れにくい車を選ぶのも良いかもしれません。
燃費に優れている車種を選ぶ
探偵にとって、ガソリン代などの燃料費は結構な負担となります。
依頼者は事務所に直接来る他、電話やメールで相談するため、毎日のように車に乗ることは珍しいかもしれません。
ただし、調査では高頻度で車を使用するため、燃費が悪いと大変です。
聞き込み・張り込みで現場に向かったり、尾行で対象者を追いかけたり、状況によっては必要なものを買い出しに行ったりと、常にガソリン代がかかります。
逆に燃費が良い車はランニングコストを抑えられるため、探偵業務にも役立つはずです。
車での尾行のテクニック
車で尾行するなら、あらかじめトイレを済ませておく、ガソリンは満タンに給油しておく、髪型・服装を毎回変えて変装するなど、いくつかのテクニックを知っておくことが重要です。
ここでは、車での尾行のテクニックについて詳しく解説します。
あらかじめトイレを済ませておく
車で尾行する際は、あらかじめトイレを済ませておくようにしましょう。
浮気調査などでは本人が浮気相手といるところを確認し、証拠として写真を撮ったりするわけですが、「トイレに行っていて見逃した」となれば本末転倒です。
尾行は、必ずトイレを済ませてから行うことを推奨します。
ガソリンは満タンに給油しておく
車で尾行するときは、ガソリンを満タンに給油しておいてください。
本人・浮気相手を追うのに「ガソリン切れで逃げられる」というのはプロ失格と言っても過言ではないため、必ずガソリンを満タンにしてから尾行しましょう。
尾行の途中で給油するとターゲットを見失うため、調査前に給油しておくのが良いでしょう。
髪型・服装を毎回変えて変装する
一人で尾行すると相手の印象に残りやすいため、髪型・服装を毎回変えて変装することも忘れてはなりません。
車のなかにいても、警戒心が強いターゲットによっては外観を覚えられる可能性があるため、ウィッグなどを活用して印象をガラリと変えるのが効果的です。
場合によってはアクセサリーやサングラスを駆使して変装するなど、バレないための工夫をすることが求められます。
急ハンドル・急ブレーキしない
尾行の途中、急ハンドル・急ブレーキはしないようお気を付けください。
急に曲がったり止まったりする行為は、ターゲットからすると不審な動きそのものです。ましてや浮気などで警戒心が強まっている場合、すぐに探偵とバレることがあります。
状況によってはちょっとした動きでバレる可能性があるため、運転時の動きには十分注意しておきましょう。
まとめ
探偵の車は、黒・白など溶け込みやすい車、機動力に優れている車、大衆向けで地味な車を選びやすい傾向にあります。
ターゲットにバレないようどこにでもある車に乗る探偵が多く、状況に合わせてコンパクトカー、タクシー・レンタカー、ミニバン・ワンボックスを使い分ける人が少なくありません。
逆に海外メーカーの車、カスタマイズされた車、スポーツタイプの車、セダンタイプの車は選びにくいです。
優秀な探偵は車選びにも妥協しないため、もしこれから探偵に何か依頼したい人はどのような車に乗っているのかをチェックしましょう。
なお、トラスト探偵事務所は浮気調査をはじめとする調査業務に対応しています。当事務所は浮気調査の経験・実績が豊富で、ターゲットにバレないよう尾行することが可能です。
確かな調査力で確実な証拠を集められるため、本人・浮気相手の証拠集めをお考えの人は一度お問い合わせください。
24時間、匿名での相談が可能で身バレの心配もございません。
もちろん誰かに口外することは一切ないため、安心してご依頼いただけます。もし他に不安な点があれば、ご相談時にお聞きいただけると幸いです。