探偵は人探しをどうやって行う？役立つ情報・自力で探す方法を解説

対象者の私物を確認する

特定の人物が失踪した場合、探偵は対象者の私物を確認して状況を整理します。

家族や友達が失踪した状況では生死に関わる可能性があるため、まずは対象者の私物からわかる範囲で情報を集めるわけです。

名前がわからない人を見つけるのも同様に、私物から本人の特定につながるような情報がないかを調べて徐々にターゲットに迫っていくのが一般的な方法といえるでしょう。

対象者のSNS・デバイスを確認する

同様に、対象者のSNS・デバイスを確認してより詳細な情報を収集します。

いつ・どこで・誰が・どのようにいなくなったのかを調べるため、手がかりとなる基本的な情報を多方面から得るわけです。

SNSでは直近の行動・発言が確認できる他、デバイスには本人に関する情報が残されていることがあるため、法律に抵触しない範囲で調査します。

ただ、ログインのためとはいってもID・パスワードを勝手に使用するのは個人情報保護法・不正アクセス禁止法に違反することがあるため、十分に気を付けたいです。

周辺の聞き込み・張り込みを行う

探偵による人探しでは、周辺の聞き込み・張り込みも行います。

対象者がよく出入りしていた店の店主や利用客に聞き込みをしたり、よく利用していたレストランやホテルで張り込みをしたりと、足を使う調査がメインです。

相手の情報がまったくない状況では調査が難航する可能性があるものの、依頼者からある程度の情報を聞いている場合はすぐに見つかるかもしれません。

聞き込み・張り込みは現場を調べるのに効果的な手段で、探偵の代名詞ともいえるでしょう。

情報ソースを利用する

本人の名前がわかっている場合は、登記簿図書館や名簿屋などに残っている情報ソースを利用して痕跡を追える可能性があります。

あくまでも名前がわかっている状況に限りますが、Facebookなど実名登録が必要なSNSなどで検索する方法も有効です。

いくつかの情報ソースを利用すれば、意外にもすぐに見つけられる可能性があるため、人探しが必要な場合は調査力に優れたプロに依頼しましょう。

共通の知り合いの情報

共通の知り合いがいる場合は、何か情報が役立つ可能性があるため、共有しておきましょう。

もしかしたら共通の知り合いに連絡を取っているかもしれませんし、過去に困っていることや悩んでいることを相談していたかもしれません。

些細な情報でも手がかりとなるため、共通の知り合いは探偵に伝えておいてください。状況によっては「探偵から連絡がいくかもしれない」と現状を伝えておくと良いでしょう。

勤務先・就学先の名前

もし対象者の勤務先・就学先を知っているなら、名前を伝えておいてください。

人探しでは「〇〇株式会社に勤めていた」「〇〇学校で学んでいた」等の情報も役立つため、あらかじめ伝えておくと捜索の手がかりとなります。

相手の名前がわからなくても勤務先・就学先さえわかればある程度は絞られるため、できる限り詳細に伝えるのが望ましいです。

消息を絶った時間・場所

行方不明になった人を探すなら、消息を絶った時間・場所をメモしておくのが望ましいです。

具体的に「〇月〇日〇〇駅でいなくなった」と探偵に伝えれば、現場に残されている手がかりから対象者の痕跡を追ってくれるでしょう。

一日に何百人何千人と出入りする場所だと手がかりを見つけるだけでも一苦労ですが、時間を絞っていけば徐々に痕跡が見つけられます。

消息を絶った日の髪型・服装

同様に、いなくなった当時の髪型・服装もメモにまとめておくことを推奨します。

具体的に「髪型はショートヘアで服装は白いTシャツにジーンズだった」と探偵に伝えれば、目撃者を発見できるかもしれません。

髪型や服装は本人の有益な情報となるため、詳細に伝えておくとスムーズです。

身長・体重などの特徴

対象者のおおよその身長・体重がわかるとより捜索しやすくなります。

「身長は170cmくらいで体重は60kgほどの人だった」と伝えておくと、より調査の対象者を絞れるため、効率的に捜索可能です。

他にも「目の下にほくろが2つあった」「鼻の上に傷があった」など、さらに細かな情報があるとより見つけやすくなるでしょう。

直近の会話の内容

対象者とコンタクトがあった場合は、話していたことから現在の居場所がわかる可能性があるため、直近の会話の内容についても控えておくと安心です。

「〇〇温泉に行くといっていた」「〇〇に移住するといっていた」など、思い出せる範囲で会話の内容をメモしておいてください。

「困っている様子・悩んでいる様子があった」等の情報も役立ちます。

本人が写っている写真

本人が写っている写真がある場合は、参考資料として提出しましょう。顔・体型がわかれば一気に見つけやすくなる可能性があるため、できる限り詳細な写真を用意してください。

写真の背景から行動パターンを特定できるケースもあるため、探偵のデータ調査に活かしてもらうのが良いのではないでしょうか。

本人が乗っている車

本人が乗っている車がある場合も、参考資料としてご提出ください。車のなかに何かしらの手がかりが残っている可能性があるため、実際になかを見てもらいましょう。

シートやダッシュボードに何らかの痕跡が残っていることがあるため、人探しの参考になるかもしれません。

本人の連絡先

本人の連絡先がわかっているなら、事前に断りを入れてから探偵にも共有します。

連絡がつかないだけであれば、そのうち見つかるかもしれません。なかなか見つからなかったとしても、既読などの履歴から本人の生存確認が可能です。

連絡先が固定電話だった場合は、電話番号からある程度の住所を特定できる可能性があるため、人探しにも役立つでしょう。

SNSの情報

SNSの情報があれば、人探しはより進めやすくなります。

アカウント名を複数のSNSで使用している場合、直近の更新を見つけられるかもしれません。状況によってはリアルタイムで更新している可能性もあるでしょう。

そのため、SNSの情報があるなら探偵と共有して調べてもらうのが望ましいです。

相手が行きそうなところを探す

自力で探すなら、まずは相手が行きそうなところを探してみましょう。

いなくなった人を見つけるのは簡単ではありませんが、普段から出入りしている店に行っているだけかもしれませんし、単なる家出なら他の家族や友達の家にいるだけかもしれません。

本人が普段からよく利用している駅、レストラン、ホテルなどで目的情報を探してみても良いでしょう。

銀行口座の引き出し履歴を確認する

キャッシュカードや通帳がない場合は、銀行口座の引き出し履歴を確認するのが効果的です。

最近ではATMの他にインターネット銀行で引き出し履歴が確認できるため、本人がお金を引き出していないか確認してみましょう。

もし直近でお金を引き出していたら、生きていることが確認できます。

クレジットカード履歴を確認する

同様に、クレジットカード履歴を確認する方法も有効といえます。

クレジットカードを特定の店舗で利用すると、店舗の情報だけではなく金額までわかるため、どこでどれくらいの買い物をしたかが追跡可能です。

契約しているカード会社によっては利用した瞬間に速報として通知してくれるからこそ、人探しの情報源として役立つでしょう。

利用した店舗によっては近所にいる可能性があるため、利用履歴は定期的にチェックしてみてください。

検索エンジンを活用する

家族や友達以外の人を探すなら、検索エンジンを活用するのが良いです。名前さえわかっていれば検索エンジンで調べられます。

もちろん、同姓同名の人もいるためすぐに見つかるわけではありませんが、根気よく調べていけば何かしらの情報が見つかるのではないでしょうか。

名前がわからないことには調べようがありませんが、検索エンジンを活用すれば本人に関する情報を発見できるかもしれません。

知り合いに相談する

共通の知り合いがいるなら、相談してみるのも良いかもしれません。

自分自身にはどこに行くか話していなくても、知り合いには居場所を伝えている可能性があるため、どうしても見つからない場合は知人・友人に相談してみましょう。

もしかすると知り合いの家に転がり込んでいる可能性があるため、居場所を知らないか聞いてみてください。

ビラに掲載する

自力での人探しは、ビラに掲載するのが効果的です。

ビラ張りは肉体的にも精神的にも大変な作業とはなるものの、不特定多数の人から情報提供してもらえる可能性があります。

街中にビラを貼っておくことで何かしらの手がかりが入ってくるかもしれないため、看板や掲示板、電柱などに貼ってみましょう。

ただ、ビラ配りは道路の使用許可申請をしてから行わなくてはならない他、関係施設や警察署からの許諾が必要となるため、好き勝手貼らないようご注意ください。

SNSで発見する

SNSは単なるネット上のコミュニケーションだけではなく、人探しのツールとしても便利です。

例えば、写真を撮影した場所の位置情報を含めて投稿している場合、本人が直近でどこにいたのか推測できる可能性があります。

タグやハッシュタグで入れられているキーワードから、本人につながる手がかりが掴めるかもしれないため、自力で人探しするときにはぜひ活用しましょう。