浮気の証拠として有効とされるのは、ホテルや自宅などの密会場所での滞在記録です。
こうした場所では、「不貞行為(肉体関係)」があったと推認できるため、慰謝料請求や裁判でも重視されます。
一方で、特に茨城県で多いのが「車内での密会」です。
茨城県での浮気調査においても、実際にこのようなケースが少なくありません。
プチ旅行のような一日、しかし終着点は…
ある調査では、朝から浮気相手とともにドライブを楽しむ夫の姿が確認されました。
○○で待ち合わせ、○○で観光、○○でランチ、夕方には○○でディナー…と、まるでカップルのような一日を過ごす2人。
調査員としては「このままホテルに入るかもしれない」と気を引き締めるところですが、
そのまま向かった先は──人気のない公園の駐車場。
そして車内で約1時間半。
照明もない暗がりの中、会話とも沈黙ともわからぬ時間を過ごし、やがて解散。
「証拠が取れる」と思った矢先に、それが車内での行為だったというケースは、現場では決して珍しくありません。
車内の撮影は「近くて、遠い」難しさ
よく「車の中で何してたか、望遠で撮れますか?」と聞かれることがあります。
ですが、ここに調査のリアルな技術的課題があります。
望遠レンズは筒が長く、遠くの対象を拡大するのには向いていますが、構造的に光を多く取り込むことができません。
つまり、暗い場所での撮影には不向きです。
逆に、暗所でも撮影できるような明るいレンズ(F値の小さいレンズ)は、筒が短くなる=望遠効果が弱くなるという性質があります。
結果的に、暗い車内を撮影するには「かなり近づく」必要があるのです。
ですが、車内の様子はこちらから見えなくても、車の中からは調査員の動きが見えます。
下手に動けば、対象に気づかれてしまうリスクもある――ここが、調査員として最も神経を使う場面の一つです。
証拠の価値は、状況と積み重ねで生まれる
車内での行為は、たとえそれ自体を完全に撮影できなかったとしても、
-
定期的に2人きりで長時間会っている
-
ディナーやドライブなど、恋人のような行動を継続している
-
公園などの密室的な場所で1時間以上2人きりで過ごしている
といった状況証拠の積み重ねによって、関係性を裏付ける材料になります。
私たちは、状況に応じて「どこまでをどう押さえるか」を常に判断しながら、慎重に証拠を記録していきます。
まとめ
浮気の証拠は、ホテルや自宅だけでなく、茨城県では「車内」という密会場所も多くなっています。
しかし車内密会の証拠撮影には、技術的にも心理的にも高度な判断と経験が求められます。
私たちトラスト探偵事務所茨城の調査員は、「ただ撮る」だけではなく、「どう撮るか」「いつ撮るか」を考えながら、依頼者の未来を左右する一瞬を見逃さないよう日々現場に立っています。