「学生時代の友達と飲んでくるね」「今日はママ友と食事会」
そんな言葉を信じて、送り出していた。子どもたちが寝静まった夜、化粧を整え、おしゃれな服に身を包んで出ていく妻。
しかし、帰宅は決まって深夜。問いかけても「みんな旦那の理解があるから、遅くなっても大丈夫なの」と笑っていた。だが、ある日ふと気づいてしまった。
見慣れない下着。洗濯機には入れず、自分で手洗いし、干された形跡もない。「なんとなく、違和感がある」。その小さな勘は、やがて確信に変わっていった。
「女になる瞬間」を見た夜
ある晩、子どもが寝た後、洗面所の鏡の前で念入りにメイクをしている妻を見た。まるでデートに向かう少女のような目をしていた。その目に、母親としての顔も、妻としての顔もなかった。
「どこまでが“浮気”なのか」。心の中で何度も問いながら、ついに探偵に調査を依頼した。
ホテル街に消える姿と、若い男の正体
調査の結果、妻は夜な夜な若い男性とホテルへ入っていた。
さらに尾行を続けると、驚くべきことがわかった。その男性は、別の日には別の女性とも同じようにホテルへ。まるで「仕事」のように女性と会っていた。
そしてようやく、その男の正体が明らかになった。
“女性専用風俗”**のセラピストだったのだ。
愛の言葉に酔いしれる妻たち
女性用風俗は、身体の癒しを提供するだけでなく、「言葉」や「雰囲気」による擬似恋愛体験を売りにしている。
まるで自分だけを愛してくれているかのようなセリフ、甘い囁き、優しい抱擁。それらが、日常に疲れた女性の心を捉えて離さない。
「ただの性ではない」「心が満たされるの」
妻はそう語った。そして一度は「もうやめる」と言ってくれた。
だが、それは一時的なものだった。
ホスト通いと同じ心理構造
ホストにハマる女性たちも、きっと同じような感覚なのだろう。
愛されていると錯覚し、承認欲求が満たされ、現実の家庭や子育てから一時的に解放される。だがそれは幻想であり、終わりのない消耗戦だ。
実際、妻の財布からは高額のレシートや、セラピストとのやり取りを記したメモが見つかった。SNSのDMで日々連絡を取り、まるで恋人のような関係を築いていた。
子どもを置いて“恋”をする母親
小学生の子どもたちは、母親が出ていった夜も、何も知らずに眠っている。
だが、ある日突然「ママは何でいつも夜いないの?」と尋ねられた。
私には答えられなかった。
どこまでが浮気なのか、どこからが崩壊なのか
この問題は、単なる性的な関係だけの話ではない。
心の浮気こそが、家族の絆を蝕んでいく。
「女性が風俗に行くなんてあり得ない」
そう思っていた人も多いかもしれない。
だが今、“心と身体を売る男性たち”に、ハマる女性が急増しているのだ。
最後に
もしかしたら、あなたの隣にいるパートナーも、すでにその世界に足を踏み入れているかもしれない。
「なんか最近様子が変だな…」
そう感じたときは、見て見ぬふりをするのではなく、真実を知る勇気が必要です。