近年、若い世代のあいだでマッチングアプリを利用した恋愛や結婚が一般的になっています。娘さんから「マッチングアプリで知り合った人と結婚したい」と打ち明けられたとき、多くの親御さんが抱くのが「それって大丈夫?」という不安です。
当探偵事務所にも、こうした娘の交際相手に関する調査依頼が増加しています。背景には、親世代と子世代の“出会いの常識”のギャップや、情報化社会ならではの危険性への警戒心があると言えるでしょう。
「アプリで出会った」だけで不安になる理由
親世代にとって「人との出会い」は、学校や職場、友人の紹介などが一般的でした。ですので、ネット上で出会った人間関係はどこか実体が見えにくく、信用しきれないというのが正直な気持ちです。
また、近年のニュースでは、マッチングアプリを悪用した詐欺や事件も多く報じられており、娘を大切に思う親としては、なおさら警戒してしまうのも当然です。
恋愛感情のフィルターが真実を曇らせる
恋愛初期というのは、相手の良い部分しか見えにくくなりがちです。少しでも気になる点があっても「気のせい」「一時的なこと」とポジティブに捉えてしまう心理状態にあることが多いものです。
しかし、第三者としての親は、そういった違和感に対して冷静に判断を下します。だからこそ、「調査してからでも遅くはない」という判断に至るケースが増えているのです。
実際に依頼される調査項目とは?
調査のご相談で多いのは、以下のような内容です:
- 言っている勤務先に本当に勤めているか
- 借金や過去の金銭トラブルはないか
- 結婚歴や子どもの有無
- 家族構成や両親の人物像
- 本人の素行(酒癖、交友関係、夜の過ごし方など)
- 他にも交際相手がいないか(二股・三股の有無)
これらは、表面上では見えにくい部分ですが、結婚を前提とする場合は非常に重要な情報です。
マッチングアプリ婚の「その後」への懸念
現在はマッチングアプリでの結婚が増えているというデータもありますが、今後数年のうちにその離婚率に注目が集まると言われています。
恋愛感情だけで突き進んでしまい、生活スタイルや価値観の違いに結婚後に気づいたり、そもそも相手の基本情報に嘘があった、という事例も耳にします。
結婚は「一度きり」であるべきという思い
多くの親御さんは、「結婚は一生のもの」「幸せになってほしい」と心から願っています。だからこそ、不安を感じたときには調査という選択肢を使って事実を明らかにしたいという声が増えているのです。
まとめ:調査は“過保護”ではなく“備え”
マッチングアプリを通じた出会いを完全に否定するものではありません。しかし、出会いの手段がどれほど変化しても、相手の本質を知るという行動の重要性は変わりません。
「娘が幸せになるための備え」として、調査を利用するのは自然なこと。疑っているのではなく、安心したい――そんな親心に、私たちトラスト探偵事務所は真摯に応えたいと考えています。