浮気の兆候は、必ずしも大人同士のやり取りから見つかるとは限りません。時に、真実を教えてくれるのは「子ども」だったりするのです。
子どもと一緒に過ごす休日…でもその行き先は?
妻は5歳の子どもを連れて、頻繁に出かけることがありました。週末になると、朝から夜まで出かけていることもあり、時には「ママ友の家で飲んでそのまま泊まってくる」と言って帰らないことも。しかし、子どもと一緒だからといって、疑う気持ちは当初ありませんでした。
ところがある日、家族でテレビを見ていると、映画『マインクラフト』の宣伝が流れました。その時、子どもがポロッと漏らしたのです。
「この映画、ママのお友達の〇〇くんと見たんだよ」
「〇〇くんって、かっこいい車に乗ってるんだよ」
「〇〇くんとポケモンセンターにも行ったよ」
さらに子どもは、「ママに『パパには内緒だよ』って言われた」と、口止めされていること自体を話してしまうこともありました。
調査で明らかになった“家族ぐるみ”の浮気
実際に調査を行ってみると、妻が子どもを連れて、特定の男性の自宅を頻繁に訪れていることが判明しました。単なる浮気ではありません。妻はその浮気相手に、平然と我が子を会わせていたのです。
一緒に出かける際には、その男性が子どもを抱っこしたり、頭を撫でるなど、父親のように接している姿も確認されました。
妻を奪われただけでなく、自分の子どもまで親しくされている――そのダブルのショックは、計り知れません。
子どもが一緒でも「不貞の証拠」になるのか?
こういったケースで多く寄せられるのが、「子どもが一緒にいる状態でも、不貞行為の証拠になるのか?」という質問です。
結論から言えば、証拠として認められる可能性は十分にあります。もちろん、「一緒にいるだけ」では弱いかもしれませんが、
- 頻繁に会っている
- 家の出入りが確認されている
- 親密な様子(手を繋ぐ、身体に触れる)などが見える
といった要素が複数そろうことで、相手との関係性がより明確になります。さらに、証拠写真や映像、そして日付を明記した報告書が揃えば、調停や裁判でも有効な資料となりえます。