梅雨が明け、いよいよ本格的な夏が始まると、探偵にとっては“きつい季節”がやってきます。
それはズバリ、「車内での張り込み」という仕事が、命の危険を感じるほど過酷だからです。
今回は、探偵が夏場にどのような環境で調査をしているのか、そしてその中で何を注意しながら行っているのかを、リアルな現場目線でご紹介します。
車の中でエンジンを切ったまま数時間待機
張り込みというと、「ドラマのように、双眼鏡を使って対象を見張っている姿」を想像される方もいるかもしれません。しかし、実際の張り込みはそれ以上に地味で、そして体力と精神力を削られる過酷な任務です。
特に夏場は、以下のような制約があります:
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エンジンをかけたままでは音や排気でバレる恐れがある
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車内でエアコンが使えない(=灼熱地獄)
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窓を開ければ目立ち、閉めればサウナ状態
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長時間動けないため、水分補給・排泄管理も難しい
たとえば、ある調査では午前11時から午後3時まで4時間超、炎天下の駐車場で待機という現場がありました。
この日は気温35度超。車の中は体感40度以上。
事前にクーラーボックスに保冷剤を入れ、タオルで巻いて首や脇に当てながらなんとか耐え凌ぎました。
出てきたら終わり? いいえ、本番はその後です
「対象者が建物から出てきた=調査終了」と思われがちですが、実際には出てからが本番です。
対象者が車で移動すれば尾行も開始。
歩いて移動すれば、距離感を保ちながらの徒歩尾行。
いずれにせよ、猛暑の中で汗だくになりながら追いかけることになります。
ある日、長時間の張り込みを終えて徒歩尾行に入った調査員のズボンの革ベルトは、絞れるほど汗で濡れていたそうです。
汗が目に入り、メモすらにじんで見えない。
それでも、一瞬の証拠を逃さないように全神経を集中させて調査を続けます。
不審者と間違われるリスクとの戦い
ここで問題になるのが、「汗だくの大人が車の中でじっとしている」という、第三者から見てかなり怪しい状況です。
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通行人にジロジロ見られる
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近隣住民が不審者だと思って通報する
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対象者本人に顔を覚えられてしまう
など、調査の継続自体に支障が出る可能性もあります。
実際に、過去には「汗だくの男が車に乗ってじっとしている」と通報され、警察官が確認に来たケースもあります。もちろん、事業者として許可を得た調査であるため問題はありませんが、対象者に気づかれないようやり過ごす工夫も求められるのです。
調査の精度と安全性を保つための努力
探偵業というのは、華やかに見えて実は地道で、体力勝負の仕事です。
特に夏場は、次のような対策を講じて調査に臨んでいます:
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熱中症対策としてこまめな水分補給
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保冷剤や冷感グッズの携帯
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着替え・汗拭きシート・制汗剤の準備
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不審に見えない服装や姿勢の工夫
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必要に応じて“張り込み交代制”を導入
それでも、一瞬のチャンスを逃さないように集中し続ける精神力がなければ、調査は成立しません。
まとめ:探偵の調査は命がけ、だからこそ意味がある
「たった数枚の写真でこんなに費用がかかるの?」と驚かれることもあります。
しかし、その1枚を撮るために、探偵がどれほどの危険と忍耐を背負っているか、今回の記事から少しでも伝われば幸いです。
東京・千葉・茨城といった首都圏エリアでは、夏の車内張り込みが最も過酷な季節です。
それでも、「真実を知りたい」というご依頼者様の思いに応えるため、私たちは毎日現場に出ています。
浮気調査・素行調査はトラスト探偵事務所へ
炎天下でも、冷静に、確実に証拠を押さえます。
対象者に気づかれず、そしてご依頼者様に不利のないように。
まずは無料相談から、お気軽にご連絡ください。
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