風俗通いで揉めるとき、本丸は「行為そのもの」より “家計の破壊” になることが少なくありません。
つまり、争点はこうです。
-
風俗通いは離婚原因になるのか
-
その支出(浪費)が、婚姻を壊したと言えるのか
-
どんな証拠なら、調停・裁判で通るのか

浪費は、それ単独だと難しいこともある
一般論として、浪費も程度によっては離婚理由(770条1項5号)の一事情になりますが、「浪費だけで確実に離婚が通る」とは言い切れません。だからこそ、“風俗通い”と“家計への実害”をセットで積み上げるのが現実的です。
どうなると「重大な事由」っぽくなるか
裁判所が見やすいのは、「婚姻共同生活が実質的に維持できなくなった」ストーリーです。たとえば、
-
生活費を入れない/家計から無断で多額を使う
-
クレカ枠やカードローンで支出が膨らむ
-
嘘・隠ぺいが常態化し、夫婦の信頼関係が壊れる
-
発覚後も改善せず、再発する
このあたりが揃うほど、770条1項5号に寄せて主張しやすくなります。
証拠は「点」より「線」—おすすめの集め方
離婚や条件交渉で効くのは、“一発の決定打”より 継続の証明 です。具体例は次のとおりです。
-
風俗利用を示すもの
-
会員証・ポイントカード・予約メール
-
領収書、レシート、店舗名が出る決済履歴
-
クレジット明細、電子マネー履歴、ATM出金の連続性
-
浪費(家計の実害)を示すもの
-
通帳の推移(貯金の減少が時系列で分かる)
-
カードローン、消費者金融の利用履歴
-
生活費不足の記録(立替、借入、公共料金滞納等)
-
嘘・隠ぺい・再発を示すもの
-
「行ってない」と言った直後の明細
-
何度も同じ店・同じエリアでの支出
-
口約束後に再度利用した痕跡
ポイントは、証拠を「月ごと」に並べて、回数と金額の推移 が一目で分かる形にすること。調停でも裁判でも、刺さり方が変わります。
「今のうちから」やっておくと有利になる準備
やるべきことは、詰問ではなく“保全”です。
-
証拠の保管(原本・スクショ・入手経路のメモ)
-
家計資料の確保(通帳、明細、ローン、給与)
-
出費が増えるタイミングの把握(給料日後、週末、特定の曜日)
そして、注意点。違法・強引な手段(不正アクセス、無断での位置情報取得など)は、後で自分が不利になり得ます。安全に積み上げていくのが結局いちばん強いです。

