「夫とは仲がいい」
それは心からの本音です。

夫は子ども好きで、私のこともよく「大好き」と言ってくれます。
休みの日は家族3人、どこへ行くにも一緒。
共働きですが、マイホームを購入し、生活には困っていません。
夫の収入は平均的ですが、私は保育士として働いており、2人の収入を合わせれば“普通の幸せ”を送れています。

子どもは1人。2人目は考えていません。
家のこと、子育てのこと、何でも分担して、私たちはバランスの取れた夫婦だと感じていました。

でも――
そんな私には、夫に絶対に言えない“秘密”があります。

 

 

 

不満はない。でも、夜が苦しい

 

夫はとても協力的で、子どものことも私のことも本当に大切にしてくれます。
ただひとつ、夜の関係だけは、私にとって負担になっていました。

夫は毎晩のように求めてきますが、私はどうしても応じられない。
気持ちが乗らず、心にも身体にもストレスを感じるようになっていきました。

ある日ふと思ったのです。
「いっそのこと、外に女でも作って発散してきてくれたら楽なのに」と。
そんな自分に驚き、罪悪感を覚えながらも――
私自身、すでに“外”に癒しを求めていたのです。

 

相手は、夫のフットサル仲間

 

私の“彼氏”は、夫が入っているフットサルチームの仲間。
夫ともよく顔を合わせ、家族ぐるみで食事をすることもあるほどの親しい存在です。

最初は、ただの“知り合い”に過ぎませんでした。
でもあるときから、お互いのLINEが始まり、何気ないやりとりの中で距離が縮まっていきました。

彼と会うのは、月に2回ほど。
夫がフットサルに出かける代わりに、私にも「1人の自由な時間」をくれるようになり、
その時間を使って、私は「1人で飲みに行ってくるね」と家を出て、彼と会っているのです。

表面上は、お互いに趣味の時間を尊重し合う理想的な夫婦。
でもその裏で、私は“夫の友人”と関係を続けている――そんな現実があります。

 

彼の存在が、今の家庭を支えている皮肉

 

不思議なことに、彼との関係が始まってから、私の家庭生活は以前よりうまくいくようになりました。

夫に対しても穏やかに接することができ、子どもにも余裕を持って向き合える。
彼と過ごす時間が、私のストレスや孤独感を軽くしてくれているのです。

もちろん、悩むこともあります。
「このままでいいのか」
「バレたらすべてを失うかもしれない」
けれど、それでもやめられない。
“彼”がいてくれるからこそ、私は“妻”や“母”としての役割を全うできているのかもしれません。

 

離婚する気はない。彼と結婚したいとも思わない

 

この関係に未来があるとも思っていません。
彼と結婚したいわけでもない。
ただ今の私は、彼の存在によって自分を保てていると実感しています。

夫を傷つけたくないし、家庭を壊したくもない。
だからといって、彼と離れる決意もできない。

矛盾しているのはわかっています。
でも、こうして“表と裏”の両方を抱えて生きている人は、私だけじゃないはずです。

 

まとめ:見えないところで、誰もが抱える“バランス”

 

外から見れば、うちの家庭はとても幸せそうに見えるかもしれません。
でも実際には、心のバランスを保つために“誰にも言えない関係”を選んでしまっている人もいます。

浮気とは、決して不仲な夫婦だけがするものではありません。
“満たされているはずの人”が、ふとしたきっかけで抱えてしまう感情もあるのです。

誰にも言えずにいる、あなたの中の葛藤。
もしかしたら、この記事に少しでも共感していただけるのなら、
それは、あなたが「ひとりじゃない」という証拠かもしれません。

トラスト探偵事務所