夫婦が別居をしている場合、浮気調査は難易度が一気に高くなります。
同居していれば帰宅時間や休日の過ごし方からある程度の予測ができますが、別居をしていると日常の動きがまったくわかりません。
それでも、確実に不貞行為の証拠をつかむための方法はいくつか存在します。
別居で行動パターンが変わる理由
同居していたころは、家族の目を気にして慎重に行動していた人でも、別居をきっかけに大胆な行動に出ることがあります。
例えば、
- 以前はなかった外泊が頻繁になる
- 帰宅時間が極端に遅くなる
- 外出先での過ごし方が派手になる
といった変化が起こります。
家庭という「縛り」から解放され、自由を満喫するケースが多いのです。
日にちの特定が難しいが、確実な証拠が得られる
別居中の調査では「この日が怪しい」という予測が難しくなります。
以前の行動パターン(曜日や時間帯、趣味の予定など)を参考にするか、あるいは週末(金・土・日)を狙って張り込みや尾行を行うのが一般的です。
とはいえ、別居によって気が緩み、浮気相手と会う頻度が増えることから、
確たる証拠を押さえやすくなるというメリットもあります。
GPSを活用して動きを読む
もし相手が車で移動している場合、GPSを使って位置情報を取得している方も多いでしょう。
GPSがあれば、浮気相手の自宅や外泊先など、普段どこにいるのかが見えてきます。
しかし、法律的に問題となることもあるため、取り付け方や使用目的には十分注意してください。
(※調査会社など専門業者に相談することをおすすめします。)
足しげく相手宅を確認するリスク
別の手法として、浮気相手の自宅と思われる場所を直接見に行き、
「夜に電気がついているかどうか」「車が停まっているかどうか」を確認する方法もあります。
ただし、これには浮気相手と鉢合わせしてしまうリスクがあります。
不用意に接触してしまえば、ストーカーと誤解されたり、トラブルに発展したりする可能性もあるので、注意が必要です。
【裏技】電気使用量のデータを活用する
実は、浮気している夫・妻がもともと住んでいた家に残っている場合、
電力会社の会員サイトやアプリで電気使用量を確認することで、在宅・不在のパターンを把握できることがあります。
電気使用量のグラフを見ると、
- 平日は常に一定の使用量がある
- 金曜日だけ極端に電気使用量が下がっている
といった傾向が見えてきます。
これが「浮気相手宅に外泊している日」の可能性があるわけです。
もちろん、確実ではありませんが、張り込みや尾行のタイミングを絞り込む有力なヒントになります。
別居中の浮気調査は、焦らず、冷静に
別居しているからこそ、感情的に「今すぐ証拠を!」と焦ってしまいがちですが、
不貞行為の証拠を押さえるには、冷静な分析と行動が大切です。
一度の調査で結果を出そうとせず、パターンを見極めてから動くことが成功の鍵となります。
特に、自力での張り込みや尾行はリスクが高いため、専門の探偵へ相談することを強くおすすめします。
別居中でもしっかりと証拠を押さえ、離婚や慰謝料請求に備えましょう。