「浮気どころではなく、夫(妻)が犯罪をしているかもしれない」
ここまで来ると、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまう方が多くいます。
盗撮用のカメラが見つかった、スマホのカメラ履歴がおかしい、薬物のようなものを隠している、反社会的勢力らしき人と付き合っている…。
こうした不安は、放っておいて自然に消えてくれるものではありません。
探偵事務所では、こうした「犯罪の可能性がある行為」の裏取りや実態の確認も、素行調査・身辺調査として対応が可能です。

■こんな行動が見えたら要注意
まずは、実際の相談で多いパターンを整理してみます。
【盗撮の疑い】
・自宅で見覚えのない小型カメラやモバイルバッテリー型カメラが見つかった
・玄関・脱衣所・トイレなど、人の目が気になる場所にレンズのようなものがある
・出勤・退勤時間帯に、スマホのカメラアプリの起動履歴が不自然に多い
・「パンチラ」「盗撮スポット」などの検索履歴がある
・問い詰めた途端、カメラやパソコンが突然処分されている
【薬物使用の疑い】
・理由もなく情緒が激しく変わる、ハイテンションと無気力を繰り返す
・急に夜中の外出が増え、短時間で誰かと会ってすぐ戻ってくる
・小分けのビニール袋や、用途不明の粉・錠剤を隠し持っている
・お金の減りが極端に早いのに、使い道を説明しない
【反社会的勢力との付き合いの疑い】
・明らかに素性を話したがらない人たちと頻繁に会っている
・「組の人」「兄貴分」などの言葉が日常会話に出てくる
・収入源が説明できないのに、飲み代やギャンブルに多額を使っている
・家族に対し「俺の交友関係に口出しするな」と異常に怒る
もちろん、これらのサインが一つあるだけで「犯罪確定」というわけではありません。
しかし、複数あてはまる場合、「ただの心配」で片づけてしまうのは危険です。
■家族が自力で調べるリスク
不安が募ると、つい自分で証拠を集めようとしてしまいます。
しかし、次のようなリスクもあります。
・スマホや部屋を勝手に漁ることで、逆に違法行為になる可能性
・問い詰めたことで証拠を隠され、真相がますます分からなくなる
・相手が逆上して暴力に発展する危険
・反社会的勢力が絡んでいた場合、家族が直接危険にさらされる
家族だからこそ、感情的なぶつかり合いになりがちです。
冷静に事実だけを積み上げるには、第三者の存在が必要になります。
■探偵ができること・できないこと
探偵事務所は警察ではありませんので、逮捕したり取り調べをしたりすることはできません。
その代わり、「事実をできる限り客観的な形で残す」ことが役割です。
・盗撮の疑いがある場合
行動調査を行い、どこでどのような撮影をしているのかを確認し、必要に応じて設置場所などの写真を記録します。
・薬物使用の疑いがある場合
誰とどこで会っているのか、どのような場所に出入りしているのか、金銭の動きや日常の行動パターンを調査し、継続的な行動記録を残します。
・反社会的勢力との交際の疑いがある場合
交友関係や出入り先の店舗・会社などを確認し、相手の素性がわかる範囲で情報を整理します。
集まった情報は、将来的に弁護士や警察へ相談する際の材料にもなります。
「なんとなく怪しい」から、「こういう行動を、いつ・どこで・誰と・何度している」というレベルまで落とし込むことで、次の一手が決めやすくなります。
■相談は「確信してから」では遅い
「まだ確証はないから、探偵に相談するほどではない気がする」
そう考えて時間だけが過ぎてしまうケースは少なくありません。
・家や車の名義が配偶者になっている
・子どもへの影響が心配
・借金や違法な収入に巻き込まれたくない
こうした状況では、早めに情報を集めておくことが、家族を守ることにつながります。
相談したからといって、必ずしも調査を依頼しなければならないわけではありません。
「自分の状況で探偵にできることは何か」「警察や弁護士に行くタイミングはいつか」を聞くだけでも、気持ちはかなり楽になります。
■まとめ:疑いを一人で抱え込まないこと
配偶者の犯罪の疑いは、浮気以上に周囲に話しにくいテーマです。
しかし、見て見ぬふりをして問題が大きくなってしまうと、被害を受けるのはあなた自身とお子さんです。
「夫(妻)が盗撮をしているかもしれない」
「薬物に手を出しているかもしれない」
「反社と付き合っているようで怖い」
そんな不安を抱えている方は、一度専門家に相談し、事実を冷静に確認するところから始めてください。
情報が揃えば、「離れる」「支える」「法的措置を取る」など、取れる選択肢もはっきり見えてきます。

