娘の交際相手について、親の直感が妙にざわつくときがあります。
連絡が取れない時間が決まっている。休日になると会えない。家に呼ばない。身元の話をはぐらかす。
その違和感が積み重なると、「既婚者ではないか」という疑いに行き着くケースは少なくありません。

ただ、ここからが難しいところです。
仮に既婚者だと分かっても、娘がすぐに目を覚ますとは限らない。相手の話術が巧みで、「妻とはもう終わってる」「家庭内別居だ」「離婚調停中だ」といった言葉で丸め込まれてしまうことがあるからです。

 

娘が騙されているかもしれない。交際相手が既婚者疑惑のとき、親が取るべき「確認」と「伝え方」

 

 

 

まずやるべきは「疑い」ではなく「事実確認」

 

 

この段階で親がやりがちなのは、感情で詰めることです。
しかし、娘にとっては恋愛の渦中。詰められると防衛反応が出て、相手男性の言い分を信じやすくなります。

必要なのは、娘を責めることではなく、相手男性の身元に関する「事実」を静かに揃えることです。

  • 本当に独身なのか
  • 婚姻関係は継続していないのか
  • 家族構成(配偶者・子どもの有無)がどうなっているのか

こうした点は、調査によって客観的に確認できる場合があります。ただし、個人情報の取得には法令上の制約があり、すべてが必ず判明するわけではありません。できる・できないを最初に線引きし、適法な範囲で「裏取り」をすることが重要です。

 

 

「妻とは終わってる」問題は、言葉ではなく行動で崩す

 

 

相手が既婚者だったとして、娘に事実を伝えれば終わる。
現実はそう単純ではありません。

「別居中」「離婚する予定」という言葉は、既婚者側がよく使う逃げ道です。
娘が気持ちを入れてしまっているほど、言葉を信じたくなる心理が働きます。

そこで効くのが、“言い逃れが難しい現実”です。
休日やイベント時期に、家族と仲良く過ごしている姿。買い物、外食、子どもと手をつないでいる場面。そういった生活の実態は、言葉で塗り替えにくい。

もちろん、撮影や尾行の方法には適法性の問題があり、誰でも何でもやって良いわけではありません。だからこそ、必要なら専門家が法令を踏まえた上で、無理のない形で「生活実態の確認」を行います。

 

 

娘に伝えるときのコツは「勝ち負け」にしない

 

 

親が事実を掴んだ後、伝え方を間違えると逆効果になることがあります。
娘は「騙された自分」を認めるのがつらい。だから相手をかばう。これは珍しくない反応です。

ポイントは、娘を論破しないこと。

  • 「あなたが悪い」ではなく「心配だから事実を確認した」
  • 「別れろ」ではなく「あなたの未来に不利なリスクがある」
  • 「相手が最低」ではなく「現実として婚姻が継続している可能性が高い」

娘の尊厳を守りながら、冷静に現実を渡す。これが一番効きます。

 

 

まとめ:守るべきは“恋”ではなく“人生の損失”

 

 

既婚者との交際は、感情面だけでなく、社会的・法的リスクも絡みます。
時間、信用、将来の結婚観、そして状況によってはトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

大事なのは、憶測で暴れないこと。
適法な範囲で事実を確認し、言い逃れしづらい“生活の実態”を示し、娘が自分の足で現実を選べる状態を作ることです。

トラスト探偵事務所