週刊文春では人気デュオの1人との不倫で相手が自殺未遂したことが話題になりました。
しかし、同時期にもう一件不倫で起きたトラブルが話題になっています。
千歳市の東千歳駐屯地に勤務していた49歳の自衛官が妻の不倫を苦に抗議の自殺を遂げました。
なぜ彼は自殺することになったのか?

 

 

妻が親くらいの年齢の市会議員と不倫

 

Sさんが妻のA子さんと結婚したのは13年前、2010年にはマイホームを購入して、2人の子供達に恵まれています。
それまでは絵に描いたような幸せな家族でしたが、A子さんが居酒屋にアルバイトをはじめてから異変が起きます。
A子さんと不倫関係にあったのは千歳市議会議員のK氏でした。
K氏の選挙のウグイス嬢を務めたことで、2人の仲は急接近します。
K氏も元自衛隊員で、地元住民の半分が自衛隊を占める千歳では有力者です。
地元の飲み屋でもモテることで有名で、名が通っていたそうです。
Kさんは72歳でA子さんは44歳。
親子ほど年齢が離れていますが、A子さんは結婚前も同じぐらいの地元の有力者で年齢の離れていた人と交際していて、元々年上が好みだったようです。
Sさんは、A子さんがスマホを手放なくなった、服装がおしゃれになった、きれいになったなどA子さんの変化を感じ取り、ある日、後をつけたところ、Kさんと会っているのを目撃しました。

 

突然、子どもを連れて家を出て行った

 

ある日、A子さんは突然子どもを連れて出て行きます。
市内にマンションを借りて移り住みます。
それでも生活費だけはSさんが出し続けていたようです。
別れることになっても子供達の親権だけは獲得したいと、不倫の証拠を集めるために探偵事務所に調査を依頼。
Sさんが子どもと会っているときに、A子さんはKさんを部屋に呼び入れています。
Kさんの自殺後に、残されたパソコンからA子さんとKさんの2人きりでいるときの会話が録音されたデータが発見されました。
生々しい音声が入って、不倫を証拠づけるものですが、盗聴で録音されたものと思われ残念ながら法的には証拠能力はありません。

 

親権ももらえず、人生に絶望か……

 

逆にA子さんは、Sさんが子どもに虐待をしていると主張し、子供達と面会することも許さなくなります。
Sさんは克明にA子さんとKさんの不倫の証拠を集めて、整理をしていましたが、結局親権ははA子さんのものになったようです。
いくら不貞行為を行ったとしても、子どもの親権は別で、子どもと一緒に住んでいる親が親権を獲得するのに優位であるのが通例です。
たとえば、子どもを置いて台湾から日本に戻ってきた元卓球選手は、親権をめぐって調停をしても、子どもと一緒に住んでいる父親の方に親権が渡ると目されています。
密会の音声は40時間に渡り、そのうち半分ほどSさんは几帳面に文字起こしをしていたようですが、あまりに生々しい妻の不貞現場の文字起こしに精神的なダメージを受けて、最後まで続けることができなくなったようです。
親権を得るために必要なことだったとは言え、なかなか配偶者の不貞場面と向き合うのは辛いものであったのは想像できます。
それがSさんを自殺に追い込んでいったのは間違いないでしょう。

 

間違いない証拠があってもシラを切り通す議員

 

人気ディオの不倫報道でも当初は、否定していましたが、動かぬ証拠が提示されてからは一転、事実を認め、公式サイトで謝罪のコメントが発表されました。
しかし、市会議員は何枚もA子さんと一緒にいる写真を撮られながらも、完全に事実を否定。
A子さんの自宅で会ったのは1度だけだと、相談を聞いただけとシラを切り通しています。
弁護士に全て預けていると否定しつづけます。
河井夫妻選挙違反でも、長らく容疑を否定しつづけていましたが、やっと裁判で決着がついて容疑を認め一転謝罪に転じました。あちらは公職選挙法違反で、司法によって立件されました。
音声から分かった内容では、A子さんはKさんと結婚できるのを期待して家を飛び出したことがうかがえます。
Kさんは年齢が上だから、子どもができても面倒をみれないと、結婚を逃げている様子でした。
A子さんも軽率ですが、人妻であり、子どももいるA子さんを翻弄して家庭を壊しながらも言い逃れするKさんが果たして、市民の代表たる市会議員である資格があるのか、はなはだ疑問です。

 

なんとしても生きていて欲しかった

 

Sさんは、コロナ禍で親しい人ともなかなか会えなくなって、どんどん家にこもるようになり落ち込むようになったと言います。
なにかストレスを発散する方法でもあれば気が紛れたのかもしれません。
探偵事務所による間違いない証拠もあるので、長い目で見れば必ず親権もとれたような要件であったように見えます。
証拠もあったので、マスコミを味方につけたら、たとえKさんが地域で権力があったとしても逆転できたのではないかと思うと残念でなりません。