高倉健さんと亡くなる前に一緒に住んでいた小田貴月さんは、元々現在、生前の健さんとの思い出や健さんの残した言葉を綴る著書を何冊も出版しています。江利チエミさんと離婚した後はずっと独身を貫いていたはずの健さん。一緒に住む女性がいたなら再婚すればいいようなものをなぜ貴月さんを養女にしたのでしょうか?
男性が交際している女性を養子にする事情を考察します。

 

健さんだけじゃない 交際相手を養子にする事情

 

妻が離婚に応じない場合、現在交際中の女性に財産を分与するには養子縁組しかない。

 

「徹子の部屋」に出演した貴月さんは、健さんの養女になった経緯を語りました。長年一緒に暮らしながら入籍することもなかった二人。健さんは前回の結婚がトラウマになって、「また籍を入れたら、離婚するかもしれない」と言って、結婚には乗り気でなかったようです。そのまま10数年暮らしていましたが、晩年には病気になって長期入院することになります。しかし、親族でなければ許可無く病院の出入りできない規則です。そこで養子縁組することになりました。17年同居している間、一度も一緒に食事どころか、買物にも出かけなかったそうです。「貴月さんは一緒にいられるだけで幸せだった」と語っています。
大スターと暮らすのは思った以上に過酷なようです。

健さんの場合、独身だったので関係ありませんが、一般の男性が交際女性を養子縁組するのは、妻が離婚に応じないままで、現在交際している女性と入籍できない場合です。自分の籍に入れないままだと、財産は籍の入っている妻と子どもがいる場合、子どものものになります。内縁の妻にも財産権が主張できるように制度が改正されていますし、交際女性に財産分与する遺言状を残しておけばいいのですが、手続きが面倒で、財産が実際に交際女性に入るのは時間がかかります。そこで養子にしておけば、血の繋がった子と同じ権利が生まれるというワケです。

 

なぜ健さんは交際相手を養女にしたのか? 勝手に考察

 

ここからは完全に憶測あるいは妄想の類いになります。既に健さんが亡くなっているので
はっきりした証拠はわかりようがありません。

妄想1・江利チエミさんと離婚し、貴月さんと暮らすまでは30年近い年月が流れています。
その間に全く、異性と交際がなかったとは到底思えません。その後、秘かに再婚、もしくは長年暮らした女性がおり、その女性の財産分与の心配があったから貴月さんを養女にした。

妄想2・実は秘かに複数の女性と秘密の交際をしていた。他の女性も貴月さんと同じように、スターは私生活を見せてはいけないからと理由をつけて、家の外では絶対に一緒にいないようにしていた。

妄想2は某人気声優の不倫の手口でした。結婚が発覚したとたんに、愛人がいることがバレてしまいました。あのストイックな健さんが絶対にそんなことはしないと信じたいです。