ポリアモリーとは直訳すると「複数愛」で、「三人以上の当事者が、合意して築く関係」です。一方、普通の1人の人が1人の人を愛する人がモノガミーです。世の中にはモノガミーだけでなくポリアモリーな人もいます。
しかし、複数交際が正当化されると、サレた側だけが泣き寝入りするという状態になりかねません。ポリアモリーの存在が認知されると、どんな状況になっていくでしょうか?
ポリアモスな経験は誰にでもある
深海菊絵「ポリアモリー 複数の愛を生きる」のポリアモリーのチェック項目によると、
1.交際相手がいるのに他の人を好きになったことがある
2.夫や妻がいるのにデートしたいと思う相手が現れたことがある
3.すでにパートナーがいる人を好きになったことがある
4.実は浮気をしたことがある
5.実は二股をかけたことがある
6.実は不倫をしたことがある
1~6の1つでも経験した後は、おおまかに言えば「ポリアモラスな体験がある」と言えるそうです。逆に1~6のいずれも経験したことがなく、「浮気・不倫は許せない」という考え方を持つ人はモノガミーの要素が強い人です。
ほとんどが探偵の調査案件にかかわりそうな人達ですが、1と2のようにただ好きになっただけで、モノガミーの基準に反するということならば、半数以上の人がポリアモリーの傾向があると言えそうです。
ただのヤリチン・ヤリマンではない
複数の人を愛するというと、性欲が強くてやらずにいられない「ヤリチン・ヤリマン」のようなネガティブなイメージを持つかもしれません。でもポリアモリーの人にはいわゆるアセクシャル(性的な欲求や関心がない人)もいます。性欲とポリアモリーはあまり関係ないことが分かります。
さらに複数の人が好きというだけで、「モラルが壊れている」「他人を傷つけても平気」など世間から白い目で見られることから、精神的に追い詰められ、うつや希死念慮など精神疾患を引き起こす人も多いようです。
ポリアモリーが認められたら、結婚事情はどうなる?
本当にポリアモリー志向の人には申し訳ないですが、浮気や不倫をした言い訳に使われてしまう不安もあります。
最近はポリアモリーに関する情報が出回っています。その情報で理論武装して、不倫の免罪として使う人も出てきているようです。
結婚相手にとっては「本当にポリアモリーなら結婚する前に言ってよ」と言いたくなりますよね。ポリアモリーの人が自分の交際の傾向に気がつくのは結婚後が多いのだとか。そもそもある程度経験しない限り、自分の交際傾向を自覚するのは難しくなります。
いずれにせよ。不倫・浮気されたらちゃんと証拠集めをすることには、変わりないようです。