浮気調査を行っていると、対象者の行動の中で、浮気そのものとは別に危険を感じる場面があります。
その一つが、浮気相手と会った後の飲酒運転です。
茨城県は車での移動が多い地域です。
取手、守谷、土浦、つくば、牛久、龍ケ崎などでも、仕事帰りや休日の外出には車を使うことが多く、浮気相手との接触にも車が使われるケースが多くあります。
浮気相手を車で迎えに行き、飲食店へ行き、その後ホテルへ向かう。
ホテルを出た後に浮気相手を送り、自宅へ帰る。
このような流れの中で、飲酒をしているにもかかわらず、そのまま運転していると思われる場面があります。

「警察を呼んでほしい」と言われることがある
調査中に、飲酒運転が疑われる動きがあった場合、依頼者に状況を伝えることがあります。
すると、依頼者から、
「警察を呼んでください」
「そのまま捕まえてほしい」
「飲酒運転なら通報してほしい」
「浮気相手と一緒に逮捕されればいい」
と言われることがあります。
その気持ちは当然です。
浮気をされているだけでも苦しい状況の中で、さらに飲酒運転までしているとなれば、怒りや不安が強くなるのは無理もありません。
また、万が一事故を起こせば、本人だけでなく家族にも大きな影響が及びます。
勤務先、子ども、生活、保険、社会的信用など、浮気とは別の問題にまで広がってしまう可能性があります。
探偵は警察ではない
ただし、探偵は警察ではありません。
現場で対象者を止めたり、飲酒検査をさせたりする権限はありません。
また、調査中は対象者に気づかれないように行動を確認することが重要です。
無理に接近したり、直接声をかけたりすれば、調査が発覚する可能性があります。
そのため、飲酒運転が疑われる場合でも、探偵としては状況を冷静に確認し、依頼者へ報告することが基本になります。
通報するかどうかは状況判断が必要
飲酒運転は重大な違反であり、非常に危険な行為です。
事故を防ぐという意味では、通報を考える場面もあります。
ただし、実際の現場では、対象者が本当に飲酒しているのか、どの程度飲んでいるのか、アルコールが残っているのかを、外から完全に判断することは難しい場合があります。
居酒屋でビールジョッキを手にして飲んでいたとしても酒を飲んだとは限りません。
ホテルへ行く前にコンビニでお酒を買っていたとしても、数時間経過した後外からは体内のアルコール量までは分かりません。
もちろん、明らかにふらついている、運転が危険であるなど、緊急性が高い場合は別です。
しかし、浮気調査の中で得られる情報だけで、すぐに断定することはできないこともあります。
依頼者の感情と、調査の目的
依頼者からすれば、浮気相手と飲みに行き、その後ホテルへ行き、さらに車で帰宅している状況は許しがたいものです。
「浮気だけでも許せないのに、飲酒運転までしているのか」
「警察に止められたら罰金や免許停止になる」
「事故を起こしたらどうするのか」
そう感じるのは自然です。
しかし、そこで感情的に動いてしまうと、本来の目的である浮気の証拠取得が難しくなる場合があります。
浮気問題で重要なのは、対象者が言い逃れできない証拠を押さえることです。
ホテルの出入り、浮気相手との接触、前後の行動、継続性。
これらを冷静に確認していく必要があります。
飲酒運転への怒りと、浮気調査の目的は分けて考えることも大切です。
飲酒運転が見えると、本人の危機意識や性格も見える
浮気相手と会うために車を使い、飲酒後も運転して帰る。
この行動からは、本人の危機意識の低さや今まで知らなかった性格や本心が見えてきます。
浮気がバレなければいい。
少しなら飲んでも大丈夫。
代行代がもったいない。
早く帰れば怪しまれない。
今まで大丈夫だったから今回も大丈夫。
このような安易な判断が重なっている可能性があります。
これによって、浮気以外に根本的な考え方や家族への向き合い方が見えてくる場合もあります。
トラスト探偵事務所 青山美咲

