もしあなたの身近な大切な人が突然行方不明になったとしたら?
その場合あなたはまず一番初めに、最寄りの警察署に捜索願を出すでしょう。それは誰もが思い付くことですし、殆どの方がそうすることでしょう。
ではなぜ探偵事務所に依頼する人がいるのでしょうか?
その理由は警察と探偵事務所では捜査対象の違いが存在するのです。
今回は警察と探偵事務所の捜査の違いについて説明します。
■警察の捜索は事件性があるかどうか。
まず警察署は捜索願を出しても、すぐに捜索を開始してくれるわけではありません。
すぐに捜索してくれる場合とそうではない場合があるのです。
それは捜索対象者によって変わります。
その捜索対象者が未成年や高齢者など、一人での生活が困難な人や、その他の事件への関与性がある場合においては、警察はすぐ捜索を開始してくれます。
ですが、それ以外の成人した大人を捜索してもらおうと思っても、事件の関与性が無ければ、捜索が開始されません。
なぜなら成人した大人は自分の意志で、家出をした場合が殆どと推測されるからです。
脅迫状や、身代金要求などの事件の可能性がない限り捜索は行われず、届け出内容をもとに目撃情報などを待機する形になります。
なので、どうしても捜索してほしい人がいる場合は、探偵に頼るほかありません。
■探偵は事件性に関わらず調査してくれる
探偵は依頼があれば事件性のある無しに関わらず行方不明者を捜索してもらえます。
また探偵は、警察とは違った独自のノウハウを持ち、徹底的に捜査してくれますので
場合によっては警察より早く発見してくれるかもしれません。
また探偵は、ストーカー被害などの事件性があるにも関わらず、証拠がないために警察が捜査に踏み込めない場合など、事件前の証拠集めや犯人特定なども調査してもらえます。
警察は事件性が低いと判断した場合、ほとんどと言っていい程、積極的に動いてくれませんが、探偵は調査を依頼すればすぐにでも捜索を開始してくれるのです。
■まとめ
警察は捜索願を出しても事件性が無いと判断すれば捜査に踏み込んでもらえないが、探偵は事件性など関係なく、調査依頼すれば警察が捜査してくれないことも調査してくれる。
なので、行方不明者を捜索したい場合はまず、警察に捜索願を出し、それでも警察が動きそうになかった場合は探偵に調査を依頼すると良いでしょう。
しかし探偵に調査を依頼する場合は、当然ながら調査費用もかかるということですので、
まずは無料相談に行くなど、ご自身の予算をよく考えたうえで決めると良いかもしれません。