「性の不一致」
不倫や浮気の大きな原因になる1つです。
分かりやすく言うと、「パートナーとのエッチがイヤだった」と言うワケですが、赤裸々にその様子を書いた本やサイトはなかなかありません。
逆にその後の不倫や浮気を描いた内容の本屋や漫画や小説などは山のようにあるのですが……
Mio著「夫のエッチがイヤだった」から夫婦間の性の不一致を考察します。
相思相愛のうえの結婚。だけどエッチはいや
Mioさんと夫はあまり性体験が少ないままに恋愛関係になり、そのまま結婚。
夫との成功に激しい痛みを感じていたものの、「慣れればいつかは気持ちよくなる」
と思っていました。
夫の性の知識はAVから来るもので、男の性欲をみたすもので、乱暴に出して終了。
夫の性欲を満たすためだけのセックスで、結婚した後の夫のセックスは上手になることはありませんでした。
それどころか、仕事のストレスを解消するために、帰宅するとすぐにズボンを降ろしてMioさんに一方的なサービスを求めるのが習慣に……
「早く終わってくれないかな」と事務的にこなすようになります。
出産、育児でエッチが遠のくと不倫
結婚5年で妊娠し出産。
育児に奔走するようになり、夫婦のセックスの回数はますます減ります。
夫は育児に協力するどころか、ますますセックスが遠のくので欲求不満が溜まります。
エッチが苦痛なMioさんは「風俗でも行ってくれたら助かる」と思っていましたが、夫は風俗ではなく、一般の女性と不倫していることが発覚します。
部屋の中の見慣れぬ鞄には大人のおもちゃが入っていました。
Mioさんは夕食にイタリアンレストランを誘い、テーブルの上に大人のおもちゃを出して問い詰めます。
夫は不倫を白状しますが、セックスを拒むMioさんのせいだと逆に責めました。
1度はよりを戻そうとするものの……あまりにもエッチがイヤでうつに……
これでは結婚が破綻すると感じたMioさんはネットのセックス情報サイトを読みあさって、
自分から夫にしてもらいたいエッチをリクエストし、独身の頃のようにラブホテルでベッドイン。
はじめて夫とのセックスで快感を得ました。
しかし、夫はまたMioさんがセックスに応じるようになったと解釈し、前と同じ自分だけが気持ちよくなるセックスを押しつけます。
Mioさんは苦痛であるセックスを我慢した上に、夫の務める会社の業績が悪化して、パート勤めのストレスも重なり、とうとう鬱になってしまいます。
そうなってはセックスどころではありません。
しばらくして夫から三行半をつきつけられます。
離婚理由は「夫婦生活がなく、夫婦と言える関係ではない」です。
夫とのセックスが苦痛だけど離婚はしたくないMioさんは離婚を拒否して、「婚姻費用の分担請求調停」を提出しました。
離婚は認められず夫は家のローンと生活費を1人で払うことになります。
まもなく夫は自己破産します。
衝撃の本との出会いとセックスの素晴らしさ
実家に戻ったもののこのままでは生活は破綻すると考えたMioさんは収入を増やすための情報収集のために本屋に立ち寄ります。
そこで見かけたのが大ベストセラーになったアダム徳永著「スローセックス完全マニュアル」でした。
徳永氏は著書でセックスを4つに分類します。
1.気持ちいい愛のあるセックス
2.気持ち良くない愛のあるセックス
3.気持ちいい愛のないセックス
4.気持ち良くない愛のないセックス
Mioさんは今まで自分たち夫婦が行っていたのが2の愛はあるけど気持ちよくないセックスだと気がつきます。
夫もMioさんに対して愛があったのに、気持ちよくするテクニックがないために苦痛を感じていました。
Mioさんは徳永氏のスローセックスの体験モニターに申し込み、はじめてオーガズムを体験。
鬱状態で暗黒だった心に光が射し込んだような気持ちになりました。
と同時に夫がセックスできないことを理由に離婚を望んだ気持ちも理解できるようになりました。
それほどセックスは人間にとって人生を変える原動力があると実感します。
その後、知り合った男性との交際の中で夫が行ったのは「女性の身体を使ったオナニー」だったと気がつきました。
Mioさんは離婚を決意し、夫に「性行為の強要」で慰謝料300万円を請求しました。
レイプ事件の慰謝料でも相場が300万円なので、夫が妻に性行為を強要して300万円を要求するのは異例です。
しかし、夫はMioさんの要求に納得したのか、離婚と300万円の支払いに応じました。
Mioさんは離婚後知り合った男性と愛のあるセックスの関係を楽しんでいるそうです。
おおむねの夫のセックスへの不満は女性の感覚を大事にして、たっぷり前戯に時間をかけたら解決できま
しかしながらセックスの行為が痛みを感じる「性交痛」の原因には様々なものがあります。
全部を1つの方法で解決できるような、簡単な問題ではないのです。
一概にセックスのテクニックで解消されるものばかりではないので、性交痛の場合は専門の医療の受診をおすすめします。