「何も悪いことをしていないのに、なぜか人から意地悪をされてしまう人」「みんなに好かれたいと思っているのに、なぜか嫌われてしまう」あなたはそんな人ではありませんか?世界にはあなたを攻撃しようとする人は必ずいます。そんな人にまで好かれようと思っても、かえって餌食にされてしまうだけ。

心理カウンセラー大嶋信頼著「あなたの周りのイヤな人から身を守る方法」では、他人を攻撃する人を動物に例えて、その性質と対処法を解説しています。
いい人過ぎて損をする人は内容をしっかり掴んで自己防衛してください。

 

動物タイプで分類するイヤな人とその対処法その1

 

愛されなかった人はなぜイヤな人に注目してしまうのか?

 

幼少期に母親に温かく抱きしめられた体験「アタッチメント」(愛着)がある人は「快」の感情に動くため、自分を大切にしてくれる人を大切にして、自然に傷つける人を避けるようになります。

逆にアタッチメントがない人は「不快」な感情に注目するため、大切にする人を遠ざけ、傷つける人を近づけることになります。

アタッチメントのない人はそれを自覚して、イヤな人がどんなタイプかひたすら観察すること。
相手を客観的に見て自分とは違うことに気づくと、イヤだという気持ちから解放されます。

 

根掘り葉掘り聞きたがるハゲタカタイプ

 

ハゲタカタイプは人の事を何でも詮索したがります。しかも腐肉食物なので、人の失敗やネガティブな情報を知ると、他人にまき散らします。

しかし、一部の週刊誌のように人の過去の罪を暴いて、相手を現在の地位から引きずりおろすなど、大それたことは考えていません。人の噂話が大好物で、それが生きがいになっているだけ。

地面に落ちた動物の遺体をついばむことで、ハゲタカは回りをキレイにしています。ハゲタカに秘密を打ち明けることで、逆に気持ちがスッキリする人もいます。逆にそうでなければ、けっして近づいてはいけません。ハゲタカに「詮索するな」と言っても、反省しないでしょう。

 

いつも自慢話ばかりするクジャクタイプ

 

いつもさりげなく自慢話をする人は、実は「他人を見下すことで自分が上に立ちたい」とは思っていないといいます。クジャクさんは見た目に反して実は自信がありません。

クジャクさんが自慢したいのは自分ではなくて自分のパートナーだといいます。自分の自慢をすることでパートナーの素晴らしさをアピールし、実際には自分に自信がないので、自分のパートナー選びが間違っていないことを確認したいのです。

クジャクさんに自慢話をされて感じる嫌な気分は、実はクジャクさんの気持ちそのものです。人間の気持ちは感染するので、クジャクさんは自信を失ったときに、同じような気分になっていると自覚しましょう。

クジャクさんのマウンティングに対抗する手段は、動物園のクジャクと同じで柵を作ること。柵を作って、クジャクを心に近づけないようにしましょう。